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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇拉致は小さな問題か

令和2年6月20日の産経抄には驚いた。産経抄子は兵庫県立大の五百旗頭真理事長が天皇陛下の相談役である宮内庁参与になったことについて、宮内庁の人選が解せないと書いた。 「拉致なんて取り上げるのは日本外交として恥ずかしいよ。あんな小さな問題をね…

◇あまりにも…残酷だ

2002年(平成14年)9月、北朝鮮の金正日委員長は小泉総理との首脳会談で拉致を認め謝罪した。翌10月、地村さん夫妻ら被害者5人は帰国(子どもたちは北朝鮮に残された)できたが、横田めぐみさんら8名は死亡(2004年11月、日朝実務者協議で8名の死…

◇国家犯罪「拉致」に立ち向かう

令和2年6月5日、横田めぐみさん(1977年、北朝鮮に拉致された。当時13歳、中学1年生)の父で、拉致被害者家族会初代代表の横田滋さん(87歳)が亡くなった。9日、横田滋さんの妻の早紀江さん(84歳)ら遺族が都内で記者会見を行った。滋さん…

◇教職員の定年延長(5)…いずれ延長されるだろう

国家公務員の定年を延長する国家公務員法改正案はどうやら廃案になるようだ。この改正案は検察庁法改正案と一本化した束ね法案として国会に提出されたが、検察庁法改正案への批判とともに、新型コロナウイルスの感染拡大で雇用環境が急激に悪化し、民間企業…

◇学校理解に効果あり

教育活動を学校、保護者、地域が一体となって進めていければと考えていても簡単にはいかない。学校の考えやこれからどう進もうとしているのかを保護者ならPTAの会合や学年部会などで直接話を聞いたり、配布された文書でそれを知ることができるが、地域住…

◇マスク不足が解消されたら

マスクがなくて子や孫が困っていると知り、それではとドラッグストアを回ってみたがどこにもない。そこで、早起きをして店先に並んだが、買える日もあれば買えない日もあり、買えても数枚入りの袋が1個という日が多く、マスクを手に入れるのは容易ではない…

◇校長室だより

教職員向けに校長室だより(A4-1枚、月1回程度)を作成していたが、学校経営に大いに役立った。校長が考えていることは教職員だけでなく、保護者に知ってもらうことも必要と感じたので、保護者には2回分をA3にして配布した。 学校では学年から学年だ…

◇要望がなければ要請しない

教育現場には教職員の負担を軽減するという意識に欠けると過去のブログで書いたが、相変わらずなのかもしれない。久しぶりに顔を合わせた現職教員に、いつ頃退職したのかを問われたので、その年度を告げると、「いい時に辞められましたね。今はもっと大変で…

◇いかに短く話すかは重要

校長が生徒に話をする機会は少なくない。修学旅行、遠足、林間学校、マイチャレンジ、合唱コンクール、体育祭、部活動激励会などでの挨拶や講評は相当な数になるが、前もって準備しその場の思いつきで話すようなことはしなかった。 初任から数えると15人の…

◇全日中校長会(6)…文科省と密な関係が築ければ

全日中校長会本部は都内にあり、総会も毎年都内で行われている。総会には文科省の官僚を講演や行政説明会の講師、あるいは来賓として何人も招いているくらいなので相当な交流ができていると考えていたが、そうではなかった。 品川区立大崎中校長として赴任し…

◇国賓として迎えるべきではない

習近平主席を国賓として迎えることに多くの国民が反対しているが、安倍総理に撤回の意思はなさそうである。南シナ海での不法行為、尖閣諸島への領海侵犯、ウイグル人弾圧、日本人に対する不可解な身柄拘束、新型コロナウイルスの感染拡大などを思うと国賓と…

◇世話になったらお礼を言う

台湾へ行ったり迎えたりして交流を深めている台湾人が何人もいるが、彼らは律儀で親日的である。義理とか人情といったものは古い時代の遺物のように言う人がいるが、義理人情にしばられない人が多くなっているのかもしれない。私の周りには日本が失いつつあ…

◇教育行政には現場の視点が必要

地元代議士の政策秘書の案内で文科省に出向き、意見を述べたことはもう何度も書いた。官僚が校長や教頭として出向するよう特にお願いした。 2009年4月、品川区立大崎中学校に文科省の官僚が校長として赴任したことを知り、これから何人もが教育現場を経…

◇少しでも近づきたい

中山博道範士(1958年86歳で死没)は、大日本武徳会から剣道、居合術(道)、杖術(道)範士の称号を授与された武道家である。剣道は正しく修行した者なら、80歳までは若者に負けることはない、と語ったことが伝えられている。 年を取れば体力も劣っ…

◇志望者激減は当然である

平成30年度の教員採用試験の競争率を過去のブログ「躊躇している暇はない」で取り上げたが、12月24日、令和元年度の結果を産経新聞が報じていた。 それによると、小学校教員の競争率が8年連続減少して過去最低の2.8倍(中学校5.7倍、高校6.9倍…

◇生かされている存在だから

あの時川でどうして溺れ死ななかったのか。バイクで転んで何メートルも吹っ飛んだのになぜ、すんでのところで回避できた交通事故など、死んでいても不思議ではなかったと思う事がいろいろある。 そのことを考えると、自分には何か分からないがやることがある…

◇国の宝ではないか

稽古中何度も相手に打たせない体勢を取って構えを崩していた時、後ろから近寄ってきた先生(副館長)に、「そんなに自分がかわいいの」と言葉をかけられたことがあった。 その頃は世のため人のために身を捨てて立ち向かえるような人間になりたいとの思いを抱…

◇生きる理由をもち続ける

令和元年10月24日の「朝晴れエッセー(産経新聞)」に、元大統領の伝言と題した21歳の女子学生(立命館大学)の文章が掲載されていた。 この学生はメキシコに留学中、世界一貧乏な大統領と呼ばれたウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領についての逸話を級…

◇本立ちて道生ず

持田盛二範士(10段、1974年89歳にて死没)は、強さと気品を兼ね備え昭和の剣聖と称された剣道家である。持田範士の遺訓は今も多くの剣道人の励みとなり目標になっていることだろう。 - - - - - - ・私は剣道の基礎を体で覚えるのに50年かか…

◇日本PTA(3)…必要な組織なのか

現職の頃、学校単位のPTAは有用だが、日本PTAは無用と考えていた。県PTA連合会についても市のPTA連合会があり、なくてもいいのではないかと考えていた。 市P連なら各学校の諸問題をまとめて市に要望したり、子どもを取り巻く不健全な環境の浄化…

◇教職員の定年延長(4)…今度は延長になるかな

働き方改革を進めていくため今後定年が延長されることになる。定年延長法案はほぼ固まり、本年(令和元年)10月から始まる国会に提出されるとのことだ。 人事院案によると、令和3年(2021年)から定年が延長され、その後3年ごとに1歳ずつ引き上げて…

◇日韓の関係は最悪になってしまったが

平成30年8月、国体候補選手の強化のため韓国を訪問した。日本との剣道交流ということで多くの高校生が駆けつけてくれ試合や稽古を通して日韓の高校生は親睦を深めた。 日本の高校生は選ばれた選手だけあって強くて態度もしっかりしていたが、韓国の高校生…

◇国の将来を考えたら

国や自治体の少子化対策は思うような結果に結びついていないように思う。 子どもの医療費の無料化、子ども手当、待機児童の解消、幼児教育・保育の無償化、就学支援金制度、同一労働同一賃金、正規職員を増やして雇用を安定させる取り組みなども少子化対策で…

◇長崎平和宣言(7)…風評被害収束の妨げだろう

平和宣言については今年も疑問に思うところがあった。平和の誓いには上から目線で被爆者ってそんなに偉いのかと感じさせるようなところもなく謙虚だった。 「日本は今、核兵器禁止条約に背を向けています。唯一の戦争被爆国の責任として、一刻も早く核兵器禁…

◇広島平和宣言(8)…多くの人が納得する宣言とは思えない

平和記念式典では、総理にヤジを飛ばすなど、ひんしゅくを買うような行為もなく世界に発信しても恥ずかしくないと思う。 市長による平和宣言は年々改善されているが、気になる点もあった。 「今世界では自国第一主義が台頭し、国家間の排他的対立的な動きが…

◇議員活動が十分にできれば

れいわ新撰組から立候補した舩後靖彦氏(61)と木村英子氏(54)が当選した。舩後氏は自力で身体を動かすことも言葉を発することも難しい筋萎縮性側索硬化症という難病の患者で、意思の疎通は目や口の筋肉の僅かな動きと文字盤で介護者に意思を伝えると…

◇信頼されての人気とはかぎらない

夕方のテレビ(昨年の12月)を見ていたら、小泉進次郞議員が政権交代は必要と話していたが、メディアに登場すればするほど人間性や政治家としての力量に疑問を感じてしまう。 民主党への政権交代がどうなったかを忘れたのだろうか。政権への批判ばかりでま…

◇躊躇している暇はない

過去のブログ「尊い仕事なのだが」で、教職員を含め教育関係者には多忙な教育現場を改善するという気概に欠けていたと書いたが、益々忙しくなっている状態らしい。 精神疾患による休職者が5千人になる状況であれば、精神科で薬を処方されている人はその何倍…

◇平均2000万円は意味がない

95歳まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要との報告書(金融庁金融審議会)をめぐって野党はあたかも年金制度そのものが破綻したかのように政府を追及しているが、正直くだらないと感じる。年金で老後を賄えるような夫婦もいるかもしれないが、多…

◇父親を非難する気にはなれない

元農林水産省事務次官が長男を刺殺した事件(令和元年6月1日)について、引きこもりなどに詳しい専門家やコメンテーターが所見をあれこれ述べている。大方が父親は最悪の判断をしたかのように言うが、中学校から始まった暴力に今までどれ程苦しんできたか…