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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

◇志望者激減は当然である

平成30年度の教員採用試験の競争率を過去のブログ「躊躇している暇はない」で取り上げたが、12月24日、令和元年度の結果を産経新聞が報じていた。 それによると、小学校教員の競争率が8年連続減少して過去最低の2.8倍(中学校5.7倍、高校6.9倍…

◇生かされている存在だから

あの時川でどうして溺れ死ななかったのか。バイクで転んで何メートルも吹っ飛んだのになぜ、すんでのところで回避できた交通事故など、死んでいても不思議ではなかったと思う事がいろいろある。 そのことを考えると、自分には何か分からないがやることがある…

◇国の宝ではないか

稽古中何度も相手に打たせない体勢を取って構えを崩していた時、後ろから近寄ってきた先生(副館長)に、「そんなに自分がかわいいの」と言葉をかけられたことがあった。 その頃は世のため人のために身を捨てて立ち向かえるような人間になりたいとの思いを抱…

◇生きる理由をもち続ける

令和元年10月24日の「朝晴れエッセー(産経新聞)」に、元大統領の伝言と題した21歳の女子学生(立命館大学)の文章が掲載されていた。 この学生はメキシコに留学中、世界一貧乏な大統領と呼ばれたウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領についての逸話を級…

◇本立ちて道生ず

持田盛二範士(10段、1974年89歳にて死没)は、強さと気品を兼ね備え昭和の剣聖と称された剣道家である。持田範士の遺訓は今も多くの剣道人の励みとなり目標になっていることだろう。 - - - - - - ・私は剣道の基礎を体で覚えるのに50年かか…

◇日本PTA(3)…必要な組織なのか

現職の頃、学校単位のPTAは有用だが、日本PTAは無用と考えていた。県PTA連合会についても市のPTA連合会があり、なくてもいいのではないかと考えていた。 市P連なら各学校の諸問題をまとめて市に要望したり、子どもを取り巻く不健全な環境の浄化…

◇教職員の定年延長(4)…今度は延長になるかな

働き方改革を進めていくため今後定年が延長されることになる。定年延長法案はほぼ固まり、本年(令和元年)10月から始まる国会に提出されるとのことだ。 人事院案によると、令和3年(2021年)から定年が延長され、その後3年ごとに1歳ずつ引き上げて…

◇日韓の関係は最悪になってしまったが

平成30年8月、国体候補選手の強化のため韓国を訪問した。日本との剣道交流ということで多くの高校生が駆けつけてくれ試合や稽古を通して日韓の高校生は親睦を深めた。 日本の高校生は選ばれた選手だけあって強くて態度もしっかりしていたが、韓国の高校生…

◇国の将来を考えたら

国や自治体の少子化対策は思うような結果に結びついていないように思う。 子どもの医療費の無料化、子ども手当、待機児童の解消、幼児教育・保育の無償化、就学支援金制度、同一労働同一賃金、正規職員を増やして雇用を安定させる取り組みなども少子化対策で…

◇長崎平和宣言(7)…風評被害収束の妨げだろう

平和宣言については今年も疑問に思うところがあった。平和の誓いには上から目線で被爆者ってそんなに偉いのかと感じさせるようなところもなく謙虚だった。 「日本は今、核兵器禁止条約に背を向けています。唯一の戦争被爆国の責任として、一刻も早く核兵器禁…

◇広島平和宣言(8)…多くの人が納得する宣言とは思えない

平和記念式典では、総理にヤジを飛ばすなど、ひんしゅくを買うような行為もなく世界に発信しても恥ずかしくないと思う。 市長による平和宣言は年々改善されているが、気になる点もあった。 「今世界では自国第一主義が台頭し、国家間の排他的対立的な動きが…

◇議員活動が十分にできれば

れいわ新撰組から立候補した舩後靖彦氏(61)と木村英子氏(54)が当選した。舩後氏は自力で身体を動かすことも言葉を発することも難しい筋萎縮性側索硬化症という難病の患者で、意思の疎通は目や口の筋肉の僅かな動きと文字盤で介護者に意思を伝えると…

◇信頼されての人気とはかぎらない

夕方のテレビ(昨年の12月)を見ていたら、小泉進次郞議員が政権交代は必要と話していたが、メディアに登場すればするほど人間性や政治家としての力量に疑問を感じてしまう。 民主党への政権交代がどうなったかを忘れたのだろうか。政権への批判ばかりでま…

◇躊躇している暇はない

過去のブログ「尊い仕事なのだが」で、教職員を含め教育関係者には多忙な教育現場を改善するという気概に欠けていたと書いたが、益々忙しくなっている状態らしい。 精神疾患による休職者が5千人になる状況であれば、精神科で薬を処方されている人はその何倍…

◇平均2000万円は意味がない

95歳まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要との報告書(金融庁金融審議会)をめぐって野党はあたかも年金制度そのものが破綻したかのように政府を追及しているが、正直くだらないと感じる。年金で老後を賄えるような夫婦もいるかもしれないが、多…

◇父親を非難する気にはなれない

元農林水産省事務次官が長男を刺殺した事件(令和元年6月1日)について、引きこもりなどに詳しい専門家やコメンテーターが所見をあれこれ述べている。大方が父親は最悪の判断をしたかのように言うが、中学校から始まった暴力に今までどれ程苦しんできたか…

◇校長ということで解決がつくなら簡単だ

学校にかかってきた保護者からの電話を受けた職員から、保護者に電話をしてくださいとの電話がかかってきた。内容は苦情のようだったが詳細は聞いてないらしく電話をしてもらえば分かる(「してもらわないと私が困るんです」と言うのには、では校長が困って…

◇校長の率先垂範は大事なことだが

某中学校の校長(故人)は、非常に優秀な教師として尊敬されていた方だったが、校長としてそれまでの評判を台無しにするほどの大失態を演じてしまった。 赴任後早々に問題生徒の家庭を率先して訪問をしていることを称える方もいたが、担任や学年主任がやるべ…

◇こんな報道には傷つく人もいるだろう

東京杉並区のアパートで保育士さんが殺害された事件(平成30年3月26日)を、28日のTBS「Nスタ」は「照井さんはなぜ殺されなければならなかったのか」とのナレーションを入れて概要を報じた。 犯人はまだ逮捕されていない時点での報道であり、なぜ…

◇ブラックでは悲し過ぎる

部活動指導や生徒指導、保護者への対応、校務分掌などのために大幅な超過勤務を強いられ、身も心も磨り減らす教員の実態が明らかにされている。聖職と言われた教職も今ではブラックと言われるようになってしまった。 教育現場の多忙感は初任の頃から感じては…

◇令和の御代を迎える清々しい気分は日本人ならではのものかも

菅官房長官によって発表(平成30年4月1日)された新元号は瞬く間に国民の知るところとなり、そして、万葉集からの出典などが明らかにされると、多くの国民に好感をもって受け入れられる状況になった。 新元号に対する人々の反応が映像で報じられるが、新…

◇平和学習って必要なのか

栃木県の中学校の主な修学旅行地は、奈良・京都で2泊3日の行程だろう。教職最後となった学校では大阪・京都になっていて、大阪と京都に宿を取っていたので大阪からの移動(班別)に時間がかかり、京都では僅かな場所しか見学できなかった。 そこで、旅行地…

◇気持ちだけで十分である

教職について初めての異動の時には同僚だけでなく、よく行った飲み屋さんやそこでしばしば一緒になった他校の先生など、たくさんの方から餞別をいただいた。私も餞別を贈ったのでそういう地域だったのかもしれない。 2校目となった異動先は初任校から遠く離…

◇そういう気遣いは無用

現職最後の頃は旅費が毎年のように削減され、また、旅費支給に細かな制約もあり、県外や泊を伴う遠隔地での研修にはほんの僅かの職員しか出張命令が出せない状況だった。教育研究会や先進地視察など、為になる出張は少なくない。経済が好転しなければ旅費の…

◇深刻な問題になっている家庭は少なくない

インフルエンザの大流行が続いている。今年は平成11年(集計開始)以降で患者数が最多なのだそうだ。多くの学校で学級閉鎖の措置をとっているが、学級閉鎖の判断基準は以前は20%の罹患者だったが、今では25%になったようである。30人の学級ならば…

◇反日教育が反日感情を更に高めていく

韓国では親日的=売国奴となってしまうようで、日本の肩を持つようなことは言いにくいのだそうだ。それが韓国の現状なら日本が正当に評価されることはないし、日韓関係がいい方向に向かうこともない。 断片的ではあるが、韓国が子どもたちに教えている歴史な…

◇栃木・教職員評価(12)…最悪の事態になる前に

過去のブログ「栃木・教職員評価(7)…意欲・態度」で、このような規準表で教職員を評価してはならないと書いた。導入を急がなければならない事情があったのかもしれないが、吟味不十分であることは明らかだ。 教職員評価の導入によって、当初・中間・期末…