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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇文科省と密な関係が築けていれば

 文科省に出向いて意見を述べたことは過去のブログ「教育行政には現場の視点が必要」にも書いたが、その時初等中等教育企画課長に、今回のように現場の校長や教頭から話を聞く機会はどのくらいあるのかを尋ねると、本日のようなことは今までなかったと答えた。

 全日中校長会本部は都内にあり、総会も毎年都内で行われている。総会には文科省の官僚を講演や行政説明会の講師、あるいは来賓として何人も招いているくらいなので相当な交流ができていると考えていたし、都内の管理職なら密な関係を築くのも難しいことではないと思っていたので非常に驚いた。

 品川区の大崎中に文科省官僚が校長として赴任したが、教職員の仕事への意識の低さに呆れたとか、イライラしたとの記述が著書「教育は現場が命だ」にある。現場を尊重しながら教職員の力を引き出し結集する妙味を3年間で会得できなかったようである。

 大崎中の後に続く校長は出ていないので、たった一人の現場経験で現場を知ったつもりになられても困る。現場の教職員はいい加減な仕事をしているとの思いを強くしたのであれば現場経験は今後のためにはならないだろう。

 教育現場の声は教育行政に反映される必要がある。そのためには現場からの発信が重要で、管理職と文科省が当たり前のように意見を交換する状況を作り出さなければならないだろう。