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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇全日中校長会(6)…文科省と密な関係が築ければ

 全日中校長会本部は都内にあり、総会も毎年都内で行われている。総会には文科省の官僚を講演や行政説明会の講師、あるいは来賓として何人も招いているくらいなので相当な交流ができていると考えていたが、そうではなかった。

 品川区立大崎中校長として赴任した文科省官僚は、教職員の仕事への意識の低さに呆れたとか、イライラしたと著書「教育は現場が命だ」に書いていた。現場を尊重しながら教職員の力を引き出し結集する妙味を3年間で会得できなかったようである。

 大崎中の後に続く校長には、平成26年4月、横浜市立旭中学校に出向があったが、大崎中のような体験でなかったらいいがと思う。現場の教職員はいい加減な仕事をしているとの思いを強くしたのであれば、現場経験は今後のためにならない。

 教育現場の声は教育行政に反映される必要がある。そのためには現場からの発信が重要で、文科省とは当たり前のように意見交換ができなくてはならないだろう。 (2020.3.13)