新年度が始まると学校はとにかく忙しい。担当の学年や学級、教科の指導など、軌道に乗り落ち着けるようになるのは5月の連休明け頃だろう。
新年度は気持ちを新たに意欲も高まる時であり、多忙ではあっても多くの教職員は充実した日々になる。人事や校務などに不満があり、すっきりしない気持ちがあれば上手に切り替えて解消してほしいものだ。最低最悪と評されるような管理職の下で働くような場合には、ストレスを溜め込むだけになってしまうことがあるかもしれない。
学校花壇に咲き乱れる美しい花は来校者や教職員などの心を和ませてくれるが、花が美しく感じるのは伸びやかな気持ちがあるからだろう。希望がもてない暗い日々を送っていては美しいものも美しく感じないように思う。
「死んでしまおう」なんて悩んでいたら、「バラもコスモスたちも枯れておしまい」(島倉千代子「人生いろいろ」)といった気持ちになるかもしれない。新年度を迎えた教職員の思いはそれぞれだが、英気を養いつつ喜びをもって教育活動に励んでほしいものである。 (2024.4.11)