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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営(足利市立中学校)、「生き生きとした学校生活のために」生徒指導主事として取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

校長室だより(8)

みんなの心に輝く学校をめざして(15)-平成20年11月1日 ◇全校集会(10月10日<絆を強める>) 皆さんには「腹を割って話せる先生がいますか」、「自分の気持ちを理解して自分のことを真剣に考えてくれる先生がいますか」、「少なくとも一人以上…

校長室だより(7)

みんなの心に輝く学校をめざして(13)-平成20年10月1日 ◇いじめについて いじめとは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」と文科省は18年度に定義を改めまし…

校長室だより(6)

みんなの心に輝く学校をめざして(11)-平成20年9月1日 あっという間に夏季休業も終わり、2学期が始まりました。多忙な学期になるかと思いますが、振り返れば生徒も教職員も楽しかったと思えるような学期にしたいものです。 ◇終業式(7月18日<成…

校長室だより(5)

みんなの心に輝く学校をめざして(9)-平成20年8月1日 ◇その場の空気に負けてはならない 山本七平(「日本人とユダヤ人」他、著書多数、故人)は、自らの著書「空気の研究」の中で、日本の社会では、あらゆる議論が、最後にはその場の「空気」によって…

校長室だより(4)

みんなの心に輝く学校をめざして(7)-平成20年7月1日 ◇日本語を大切に 最近は、日常生活の中にも各種文書の中にも外国語が氾濫しているように思います。私はとても違和感を感じており、できるだけ使わないようにしています。外国語を上手に消化してき…

校長室だより(3)

みんなの心に輝く学校をめざして(5)-平成20年6月1日 ◇情がなくては ある母親と、その方の息子さんの話をしました。息子さんは、ある日、寝坊をして会社を遅刻したのだそうです。上司は、「彼はお得意さん回りをしてから出勤してくる」と職員に告げま…

校長室だより(2)

みんなの心に輝く学校をめざして(3)-平成20年5月1日 ◇積極的な生徒指導は今日的国民的課題である 今日の青少年にまつわるさまざまな事件や問題を解決するためには、学校、家庭、地域、そして、社会全体が健全育成のために連携していく必要がある。そ…

◇PTA加入は任意

以前のブログ(2023年4月15日掲載、「存続の是非が論じられることになるかも」)でPTAを解散した学校があることを書いたが、今後は今までのような活動ができなくなるかもしれない。組織自体がなくなるかもしれない。 現職最後の学校だったが、PT…

◇ご自愛ください

石破総理を誕生させた総裁選(決選投票)には憤りを感じた。日頃の言動等、身近で見ている多くの人間(自民党議員)が信頼してない人間を総理にしてしまったのである。国家的見地で行動しなかった議員が大勢いたということだろう。 高市議員には全国から応援…

◇足利市教育長(6)…3学期制の維持

佐野市の小中学校は、8月29日で夏休みが終わり30日(金)から授業が始まった。同じ安足教育事務所管内の足利市の学校は、9月2日(月)が2学期の始業式になっている。 佐野市の学校は夏季休業を2日短く(40日間)したためそうなったのだが、足利市…

◇残る人生も僅かになったが

退職して8年になる懐かしい方から電話をいただいた。 「私は昔○○中学校で同僚として大変お世話になった○○という者です。昨年末に先生が亡くなられたとお聞きしました。線香をあげさせていただきたいので明日伺いたいのですが、ご都合はいかがでしょうか。明…

◇遠き慮りなければ

教職員には浩然の気(孟子は弟子の公孫丑にこの気を養うことが得意と語った。)が必要である。ゆったりとしたおおらかな気持ちがなかったらいろんな生徒への対応は難しい。 会議が続いたりして学校が忙しかった時に、生徒の問題行動などで一層忙しくなったこ…

◇教員の仕事勧めたくない

しばらく前の記事になるが、高知県の教員を対象にしたアンケート調査が報じ(朝日新聞デジタル、2024.2.27)られていた。約6割の教員が「子どもや知人に教員の仕事を勧めたくない」と回答していたのだそうだ。全国的な調査ではないが、多忙な教育…

◇昔過を思うことなかれ!

戦後の日本人は自己責任の意識がどんどん希薄になり、政治が悪い、社会が悪いと他人のせいにする人が少なくないと述べている人がいるが、現職中、責任転嫁をするような生徒もいたが、上手に生きられない自分を責め立て自信を無くす生徒がいたことを思うと、…

◇思いはいろいろ

新年度が始まると学校はとにかく忙しい。担当の学年や学級、教科の指導など、軌道に乗り落ち着けるようになるのは5月の連休明け頃だろう。 新年度は気持ちを新たに意欲も高まる時であり、多忙ではあっても多くの教職員は充実した日々になる。人事や校務など…

◇砂埃で前が見えなくなるような運動場は

昨日は朝から嵐のように風が吹き荒れ家から一歩も出たくない気分だったが、用事で出かけることになった。途中学校の運動場に沿った道を通ると、視界を遮るように砂埃が道路を横切っていた。学校近くの住宅に襲いかかるように飛んでいく砂埃を幾度となく見て…

◇青竹手打ちの看板を掲げたら

隣のラーメン店からは今日も麺を打つ音が聞こえてくる。朝早くからいつものことではあるがご苦労なことと思う。 青竹手打ちと看板を出している以上やらない訳にはいかない。店長によると、一人でできる製麺は70~80人くらいが限界なのだそうで、日曜日な…

◇明るい未来を描けるといいが

1月2月は教職員評価の期末面談があり、評価者(校長・教頭)はかなり忙しい日々だろう。現職の頃を思い返すと、教職員の空き時間等に合わせて面談を組むので毎日がせわしないといった感じだった。教職員評価の導入前には卒業式の式辞も今頃は出来上がって…

◇混合名簿にする必要はない

来年度、男女別の生徒名簿を混合名簿にすると市内の教職員(私立学校)が話していたが、名簿についての個人の見解などは語らなかった。名簿を混合にする必要はないと考えていたので、今まで男女別ならそのままにした方がいいのにとの思いになった。 過去のブ…

◇いい国見ができた

栃木市剣道連盟の山形遠征稽古会(11月4日・5日)に参加させてもらった。新型コロナの流行で木更津遠征以来中断していた5年ぶりの遠征である。村田JCTから山形自動車道・月山道路・日本海東北自動車道を利用して目的地酒田市に到着したが、道中の紅葉は…

◇不登校Ⅳ…理解は進んでいない

滋賀県の愛荘町で開かれた首長会議(10月17日、知事と県内市町の首長が参加)での小椋正清東近江市長の発言が物議を醸している。発言(「不登校の大半は親の責任」、「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」など)は信念を感じさせるが、不適切と…

◇ホームページは大事な道具になる

教職最後の中学校に赴任した1年目、HPが更新されないことを保護者が不満に思っていたことを知った。それまでHPに関心がなかったが、見てくれるならこれを活用して学校理解が深まるようにしようと考えた。そこでHPを改装(2009.3.3)して各種…

◇剣道は格好いい

太田忠徳先生(元警視庁主席師範)は、21歳の時に昭和の剣聖と称えられた持田盛二先生(当時年齢は70代後半)に初めて稽古をつけてもらったのだそうだ。稽古をつけてもらったのはこの時の1回だけで、「グーッ」と攻められると何もできず、もう目をつぶ…

◇権威などとの人物評は当てにならない

隣の小学校の道徳の研究発表会に全員で参加し研修したことを過去のブログで取り上げたが、発表会では元文科省の道徳担当の教科調査官で道徳教育に多大な影響を及ぼしてきた大学教授の講演があった。聴いていた職員はあまりのばかばかしさに呆れていた。 本も…

◇有用な組織ではなかった

本年度から定年が61歳になるので、年度末(60歳)で退職する人はほとんどいないだろう。共済年金の支給は64歳(令和7年度から65歳、老齢基礎年金「国民年金」はすでに65歳になっている)からになっているので当然のことかもしれない。教員不足が…

◇余裕がなければ楽しめない

スキー教室を林間学校に変更したことを過去のブログ「スキー教室より林間学校がいい」に書いたが、スキー教室の学校が多いのは費用がかかってもスキーを体験させたいという思いが強いからだろうか。 林間学校で計画される活動は、登山や池めぐり、キャンプフ…

◇存続の是非が論じられることになるかも

4月下旬になれば、PTA学年部会・総会が開かれる。保護者の負担、難航する役員選びなど、問題があっても子どものため学校のためになるとPTA活動は今まで続いてきた。PTAの解散や上部団体(市区町村PTA連合会、都道府県・政令市PTA連合会、日…

◇そのレベルに達しないと

進歩上達を目指すなら下位者とばかり稽古してないで、先達上位者に稽古をお願いするのが常道であり、稽古後には稽古をつけていただいたお礼のあいさつをするのがどこでも見られる光景である。 「知る者は言わず」、大先生ほど多くを語らない。したがって、ご…

◇感動の式で送り出したいはずだが

2月も後半になれば学校は卒業式の練習を始めているだろう。国歌や校歌、式歌、卒業証書のもらい方など、予行練習を通して立派な式になるよう生徒と教職員が力を合わせて取り組むのがコロナ前の姿だった。もう3年も満足な式ができずにいるが、今年も難しそ…

◇過ぎたるは足らざるに如かず

剣道人口に占める若者の割合は減少して稽古風景が高齢者の稽古会かと見まがうほどの時もある。コロナ禍の中、地元での稽古には顔を出しても遠くまで出かけることは少ないようで以前のような賑わいを取り戻すのはいつのことやらと思う。 コロナもあり、また患…