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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

剣道

◇剣道は格好いい

太田忠徳先生(元警視庁主席師範)は、21歳の時に昭和の剣聖と称えられた持田盛二先生(当時年齢は70代後半)に初めて稽古をつけてもらったのだそうだ。稽古をつけてもらったのはこの時の1回だけで、「グーッ」と攻められると何もできず、もう目をつぶ…

◇そのレベルに達しないと

進歩上達を目指すなら下位者とばかり稽古してないで、先達上位者に稽古をお願いするのが常道であり、稽古後には稽古をつけていただいたお礼のあいさつをするのがどこでも見られる光景である。 「知る者は言わず」、大先生ほど多くを語らない。したがって、ご…

◇過ぎたるは足らざるに如かず

剣道人口に占める若者の割合は減少して稽古風景が高齢者の稽古会かと見まがうほどの時もある。コロナ禍の中、地元での稽古には顔を出しても遠くまで出かけることは少ないようで以前のような賑わいを取り戻すのはいつのことやらと思う。 コロナもあり、また患…

◇少しでも近づきたい

中山博道範士(1958年86歳で死没)は、大日本武徳会から剣道、居合術(道)、杖術(道)範士の称号を授与された武道家である。剣道は正しく修行した者なら、80歳までは若者に負けることはない、と語ったことが伝えられている。 年を取れば体力も劣っ…

◇国の宝ではないか

稽古中何度も相手に打たせない体勢を取って構えを崩していた時、後ろから近寄ってきた先生(副館長)に、「そんなに自分がかわいいの」と言葉をかけられたことがあった。 その頃は世のため人のために身を捨てて立ち向かえるような人間になりたいとの思いを抱…

◇本立ちて道生ず

持田盛二範士(10段、1974年89歳にて死没)は、強さと気品を兼ね備え昭和の剣聖と称された剣道家である。持田範士の遺訓は今も多くの剣道人の励みとなり目標になっていることだろう。 - - - - - - ・私は剣道の基礎を体で覚えるのに50年かか…

◇日韓の関係は最悪になってしまったが

平成30年8月、国体候補選手の強化のため韓国を訪問した。日本との剣道交流ということで多くの高校生が駆けつけてくれ試合や稽古を通して日韓の高校生は親睦を深めた。 日本の高校生は選ばれた選手だけあって強くて態度もしっかりしていたが、韓国の高校生…

◇おもてなしの心に触れた大会だった

平成28年のねんりんピック剣道交流大会は、長崎県の五島市で行われた。昨年(山口県開催)は予選決勝で敗れ、出場は叶わなかったが、今年は行ったことがない五島市なので出場できることに一層の喜びを感じた。 2年前の大会は、栃木県開催だったので3チー…

◇一生の思い出になるだろう

平成28年7月、国体候補選手の強化のために3年ぶりに韓国を訪問した。日本の高校生との剣道交流ということで、5校の高校生が集まってくれた。遠くは高速道路を使って3時間もかけて来てくれたのである。 前回も感じたことだが、韓国の高校生はとても強い…

◇捨てなければ変われない

入門以来ご指導をいただいている先生は、弟子達に直すべきことを1つずつしか指摘しない。1つのことでも難しいのに、2つも3つも言ってもできるわけがないというのが理由である。 何十年もやっていれば、基本は(全て)できていると思いこんでいる人が多い…

◇勝つのは今でなくても

大学生の試合でも、攻めも合気も何もなく、始めと同時に打ち込んでいくような試合が少なくない。ただの打ち合いといった感じで、こういう試合では剣道の素晴らしさ、面白さは伝わらないだろう。 剣道の指導では、自分もそうだったが、勝たせたい、強くしたい…

◇今が一番強い

平成26年度の全日本選手権優勝者は、筑波大学3年の竹ノ内佑也(4段)選手である。学生の日本一は、国士舘大学の川添選手以来で、43年ぶり史上最年少での優勝だった。 今回出場の64名の選手は、4段が15名、5段25名、6段22名、7段2名だった…

◇剣道試合・審判運営要領の確認

審判に出かける時には「剣道試合・審判規則及び細則」だけでなく、「剣道試合・審判運営要領」も確認する。また、「剣道試合・審判・運営要領の手引き」の確認も大事である。 - - - - - - - - 剣道試合・審判運営要領 ※下線 は、「剣道試合・審判規…

◇剣道試合・審判規則の確認

剣道の審判は難しい。剣道歴は50年を越え数多く審判を経験しているが、自分の審判に満足して帰宅できる日は少ない。 適正公平、妥当な審判をするために審判記録帳を作り審判の反省などを書き残している。自分の審判の癖、留意すべきこと、どんな心持ちが重…

◇民間交流が重要

平成25年7月、国体候補選手の強化のために韓国を訪問した。日本の高校生との剣道交流ということで、忠清北道、全羅北道、慶尚北道、慶尚南道から7校の高校生が集まってくれた。そして、親善試合や合同稽古を行ったのである。 話には聞いていたが、韓国の…

◇時期が来ないと分からない

毎年、5月は京都、11月は東京で剣道の8段審査が行われる。毎回出かけているが、まだまだ力不足で昇段できないでいる。一生追求しても無理かもしれないが、目指さないと進歩が止まると考えているので、これからも受け続けることになるだろう。8段に上が…

◇私心を去る

山岡鉄舟(幕末から明治にかけての剣豪、無刀流の祖、江戸無血開城の立役者)に商才を見込まれ、剣の道から実業の道を歩むよう諭され、一代にして大資産家となった商人が、鉄舟に商売のコツを聞かれ、次のように答えたとのことである。 「商売がうまくいって少し…

◇剣道無涯追求無悔

剣道は難しいが、続けていけば着実に伸びていく。私の周りでは、50代・60代に熱い人が多いが、この年代で熱くなれるものなんて世の中にそんなにあるものではない。 剣道が本当に強くなるのは60歳からと言われている。黄金期が60歳からなら、若い時に…

◇知る者は言わず

剣道は難しく、教えられたように考えたようにできないことが多いのだが、子ども達には期待があるからなのか、たくさんのことを教え、あるいは難しい指導(注文)をしていることが多いように思う。子ども達に教えていることが(自分が)できたら、誰でも8段…

◇勝つことが目的ではない

剣道の目的は、剣道の理念「剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である。」と剣道修錬の心構え「剣道を正しく真剣に学び、心身を錬磨して旺盛なる気力を養い、……以って国家社会を愛して広く人類の平和繁栄に寄与せんとするものである。」に述べられてい…

◇守破離

「守破離(しゅはり)」、剣道修業のあり方を表現した言葉である。 「守」とは、技や形など、教えられたことをそれより外れることがないよう忠実に、しかも確実に身に付けること。 「破」とは、今まで学んできた技や形などが身に付けば、そこから自然に他の…

◇剣道って素晴らしい

中学生から剣道を始め、もう50年になるが、世の中にこんなに素晴らしいものはないとさえ思っている。 感動体験は人の生き方を変えると言われるが、15年ほど前の稽古会で、現在弟子入りさせていただいている先生の剣道に感動したのである。私を含め多くの…