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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」中学校長として取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」生徒指導主事として取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇あまりにも偏屈ではないか

 4月12日、自民党の第93回党大会が行われた。初めての女性総裁、立党70年を迎えた記念の大会でもあり、演出等の企画を業者を入れて行ったのだそうだ。ロック歌手の世良公則が「燃えろいい女」を「燃えろサナエ」と替え歌で歌ったり、国歌を陸上自衛隊の歌姫、鶫真衣3等陸曹が歌うなど、かなりの盛り上がりがあったようだ。

 このような自民党大会にけちをつける人達に、「いい加減にしたらどうか」と言いたい気持ちになった。鶫陸曹の制服姿での歌唱は自衛隊法が禁じる政治的行為に該当すると言うのだから呆れる。

 自民党の党歌を歌ったわけでもなく、応援演説をしたわけでもない。国歌歌唱がどうして政治的行為なのか。

 昨日のブログで、市教委からの問い合わせ(宗教団体の集会に校長が出向くことに対して)があったことについて書いた。「地域で守ろう!子供たちの未来を!」がテーマの集会での講話を宗教活動ではないと市教委は瞬時に判断した。

 小泉防衛大臣も高市総理も政治的行為ではないと明確に否定しているのに、弁護士らは昨日、3等陸曹、陸上幕僚長、党大会実行委員長の衆議院議員の3人に対し告発状を東京地検に提出した。なんと偏屈な人達だろう。  (2026.5.1)

◇若林先生のご配慮で配布ができた

 民生委員(足利北中学校地区)に「子どもを非行にする10ヵ条」(2011.12.22のブログに掲載)を文書にして配布すると、「自分が子育て中にほしかった。これを娘に送ってやろうと思う」と発言した方がいた。他の民生委員も同じような思いなので、文書は学区内全戸(5000戸)に配布した。異動した次の学校でも同様(7000戸)にした。

 全戸配布して間もなく、ある宗教団体から電話があった。地区集会で詳しく説明してほしいとのことだったので承諾した。しばらくして教育委員会から電話があった。

 市民から校長が宗教活動をしていいのかとの問い合わせがあったとのことだったので、配布文書の説明のために出向くと伝えると、それならば何の問題もないと了承された。

 子どもを非行にする10ヵ条は、若林繁太先生の教育実践から得られた教訓で間違っていないと感じていた。いつかお会いしたいものと考えていたところ、そのチャンスが訪れた。必ず教育界に役立たせますから私を長野県に出張させてほしいと校長に頼んだ。そして、先生のお宅に伺うことができた。

 あまり長居をしないように、どんなに長くても2時間以内と考えていたのだが、「まあいいがね」とのお言葉に甘え4時間もおじゃましてしまった。途中奥様にも加わっていただき、子どもたちの寄宿生活、永井文部大臣が訪れた話なども聞かせていただき、あっという間に時間が過ぎた。

 最後に先生の本を買うことができない(品切れ)ので読めない人もいる。それを残念に思っているとお伝えすると、私の書いた物は教育のためならどのように使ってもかまわないとのお言葉をいただいていたので、文書を配布することができたのだった。  (2026.4.30)

◇校長職は終着駅ではない(2)

 校長には教頭のような実務はない。掲載した引継目録に記された各種の書類等は校長ではなく担当の職員が整理している。校長は校務をつかさどり、所属職員を監督する(学校教育法)ので役割が異なる。果たすべき使命と責任の重さを考えれば気楽な職種ではない。

 高市総理が僅かの間に次々と成果を上げているのは、総理になって何をするかを時間をかけて練り上げていたからと以前のブログに書いたが、校長も同じだ。何をするかを練り上げていないようでは校長になる意味がない。

 校長が代(変)われば学校が変わると言われる。生徒も教職員も生き生きとしてやりたいことをやれるような学校に、保護者や地域、みんなに信頼される学校経営をしていくことが大事だ。

 校長になれば思い切ったこともできる。無為に過ごす年月を重ねるようでは皆様に申し訳ないだろう。

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       事 務 引 継 終 了 届

                                            足 〇 中 親 第   号
                        平成  年4月  日

  足利市教育委員会教育長 様

       引継者 元足利市立〇中学校長  〇〇〇〇 私印

       引受者 現足利市立〇中学校長  〇〇〇〇 職印

 次のとおり校長事務の引継ぎを終了いたしましたのでお届けいたします。

 1 事務引継の期日  平成  年4月  日

 2 事務引継の場所  足利市立〇中学校 校長室

 3 立会者氏名  足利市教育委員会 学校教育課長 〇〇〇〇 私印

 4 事務引継事項の概要 別紙事務引継書、引継目録及び演述書のとおり

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               引 継 目 録

1学校教育法施行規則第15条及び学校教育法施行細則13条及び足利市立小中学校文書取扱規程16条第1項に規定する表簿及びその他の重要表簿

(1)管理運営に関するもの
    (校地・校舎等の図面、学校沿革誌、学校要覧、校務日誌、その他関係書類)
(2)人事服務に関するもの
     (履歴書、出勤簿、休暇簿、その他関係書類)
(3)教務に関するもの
     (教育課程表、教科用図書配当表、現職教育、その他関係書類)
(4)児童生徒に関するもの
     (指導要録、卒業生名簿、修了生名簿、児童生徒出席簿、その他関係書類)
(5)調査統計に関するもの
     (学校基本調査、その他関係書類)
(6)経理に関するもの
     (備品台帳、その他関係書類)
(7)給与・旅費に関するもの
     (職員給与台帳、その他関係書類)
(8)庶務に関するもの
     (文書処理簿、その他関係書類)
(9)保健に関するもの
     (健康診断票、その他関係書類)
(10)共済組合に関するもの
(11)振興会に関するもの
(12)給食に関するもの
(13)渉外に関するもの
     (PTA、その他関係書類)

2諸会計に関する事項
(1)諸会計に関するもの一切

3学校財産に関する事項
(1)学校財産に関するもの一切

4その他
(1)人事異動に関するもの(具申書、異動調書)
(2)教職員評価に関するもの(一覧表、報告書)
(3)校印類(職印、その他一切)

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 世の中には校長職を終着駅と考える人がいるが、校長自身にそんな認識があってはならい。出発駅と考えるべきだろう。  (2026.4.25)

◇教頭職は激務だが

 文部官僚に管理職を経験してもらいたいとの思いは教職を去った今でも変わらない。

 若い頃に聞いた話になるが、20代で中学校長になりそのまま転勤もせずに55歳で定年退職した方がいた。今では考えられないような話だろう。これもその頃聞いた話だが、28歳で税務署長として赴任してきた方に、皆が驚いたのだそうだ。今では20代の税務署長はいないのかもしれないが。

 多くの官僚が若いうちに管理職を経験できるようにしたらどうなるだろうか。教育現場を思い浮かべて教育施策に携わるようになったら現場が混乱するようなことも少なくなるに違いない。

 教頭だったらできないし、また、やる気もないと話した民間人校長がいたが、教頭の仕事は、校長を助け、校務を整理し、及び必要に応じ児童生徒の教育をつかさどる(学校教育法)ことなので相当に激務である。教頭の事務引継終了届(下に掲載の届は20年程前の私の引継ぎ)に記された引継事項を見ればそのことが分かってもらえると思う。

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  事 務 引 継 終 了 届

                      平成    年  月  日
 足利市教育委員会 様

       引継者元補職名  足利市立〇中学校 教頭  〇〇〇〇

       引受者現補職名  足利市立〇中学校 教頭  〇〇〇〇

 次のとおり,担任事務の引継を終了いたしましたので、お届けいたします。

 1 事務引継の期日   平成  年  月  日

 2 事務引継の場所   足利市立〇中学校 職員室・校長室

 3 立会者氏名     足利市立〇中学校校長  〇〇〇〇

 4 事務引継事項の概要

  ⑴ 公簿関係
    ア 学校沿革誌綴
    イ 学校要覧綴
    ウ 学校事故関係綴
    エ 施設・設備保守点検関係綴

  ⑵ PTA関係
   ア PTA会計簿及び通帳
   イ 文化体育後援会会計簿及び通帳
   ウ 〇中教育基金会計簿及び通帳 
   エ 別途活動基金会計簿及び通帳 

  ⑶ 同窓会関係
   ア 同窓会会計簿及び通帳

  ⑷ 交付金・補助金関係
   ア わくわくサポート事業補助金会計簿及び通帳
   イ 〇中学校週5日制運営委員会会計簿及び通帳

  ⑸ 校舎鍵関係
   ア 校舎等鍵箱
   イ 管理当番鍵・耐火金庫鍵
   ウ マスターキー(開閉できる場所の確認図)
      エ 教職員の校舎鍵保有状況

  ⑹ その他(口頭にて)

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 教頭職は激務だが、やりがいがある。教頭職がおもしろくなったら校長になる準備ができたと考えている。  (2026.4.24)

 

◇不誠実なヤフーを忘れない(2)…正しく行動できなければ

 前回のブログで、商品が届かないので返金を申請すると、「弊社で判断した結果、かんたん決済の支払い手続きをキャンセルする判断に至らなかったので、お客様が受け取り連絡を行わない場合でも、出品者への入金手続きを開始させていただきます」との文書が届いたことを書いた。

 ヤフーは下記3項目とYahoo!オークションガイドラインやガイドライン細則などに照らして担当部署で検討を行った結果、Yahoo!かんたん決済のキャンセルは承れないとの判断に至ったとのことだった。
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・取引状況…取引ナビ上で支払い連絡、発送連絡などの取引を行っているか。
・配送方法…追跡番号や補償がある配送方法などを提示し、選択しているか。
 ※商品説明欄に記載の配送方法ではございません。
・配送状況…追跡番号を速やかに伝えているか。

 取引ナビ上での支払い連絡、発送連絡は、ヤフーあるいは出品者がやることで、落札者のやることではない。
 補償がある配送方法などを提示し、落札者が選択できるようにするのは出品者がやることだし、追跡番号を速やかに伝えているか、についても落札者がすることではない。

 Yahoo!オークションガイドラインやガイドライン細則も明らかにされていないので、どうしてキャンセルできないのか分からない。そこで、理由を明らかにするよう手紙を送った。

 年が明けてヤフーから文書が届いた。
 -  -  -  -  -   -  -  -  -  -  
 審査結果につきましては、キャンセルを希望されるお客様にとって大変不服と存じますが、取引状況や配送状況のほか配送方法、利用など様々な要因を慎重に確認を行った結果となります。
  (これらを明らかにしなければ納得できない。)

 審査や判断基準については、弊社の判断基準に則っているものの、ルールの抜け道を探られるなど、不正な利用を助長する可能性があり、お知らせすることができません。
  (今回の件では不要なこと。不正な利用を助長するような基準なのか?)

 ご要望にお応えできる結果とならず誠に申し訳ございません。
     ………………………
             ………………………

 お客様のお気持ちを察するに余りあるものがございますが弊社の対応に限りがございますことは、素直にお伝えすべきと判断いたしました。

 ご連絡いただきましたにもかかわらず、ご要望、ご期待に添うことができないこと、重ねてお詫び申し上げます。
     ………………………
             ………………………
                                Yahoo!JAPANカスタマーサービス 〇〇

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 落札者の気持ちになって考えることができるのに、行動は会社側に立っての対応だった。落札者が品物を受け取っていないのに、返金もしないのはヤフーが横領したも同然である。人が生きていく上で大切なことは正しく行動していくことだが、今回の件でそのことを改めて強く感じたのだった。  (2026.3.26)

◇文部官僚に教育現場の管理職経験をしてもらいたい

 教育現場には、教職員が信念と誇りをもって教育活動が展開できる環境がなくてはならない。そのためには学校の努力もさることながら国としてのあり様も重要なことなので、文科省に出向き(2007年10月)初等中等教育企画課長、企画課総務係長に意見を述べ(過去ブロで「教育建言 」として掲載)た。

 特に強調したのは、官僚を校長や教頭として現場に出向させるということだった。警察の本部長や警務部長、捜査2課長などを警察庁からの出向者が務めたり、副知事、総務部長、財務課長などを総務省から、税務署長、副署長などが国税庁からの出向となれば出向者は相当な数になる。校長教頭合せて数名の出向者しかいない状況は何とかしたいものである。

 民間人の校長は国内に100人くらい(で推移)いるが、現職の頃も今も特筆するような話を聞かない。高市総理が短期間に成果を上げているのは、政治家として長い時間をかけてなすべきことを練り上げてきたからであって畑違いを歩んできた人間に変革を期待しても詮無いことだろう。

 文部科学省職員が現場を知って教育行政に携わるようになれば、現場が混乱するようなことも少なくなるに違いない。学校長期研修制度(2007年4月~、毎年1~2人を公立学校に派遣)で若手官僚(30人程)が教師として経験を積んだとのことで、やがて行政に反映されることになるが、30代で教頭、40代で校長を経験してもらった方が得るものがはるかに大きいように思う。  (2026.2.17)

◇どうしたらいいか分かっていても

 文科省が昨年末(12月25日)、教員採用試験(2025年度採用)の倍率が過去最低(2.9倍)だったことを公表した。小・中・高校別でも過去最低、受験者数も過去最少だった。採用倍率は、2000年(平成12年)の13.3倍をピークに減少の一途で志願者が減り続けている。

 過去のブログ「教員の仕事勧めたくない」で、高知県の教員を対象にしたアンケート調査が報じられたことを書いたが、約6割の教員が「子どもや知人に教員の仕事を勧めたくない」と回答していた。

 教員の仕事は「きつい、汚い、危険」の3Kではないが、「きつい、厳しい、きりがない」の3Kと言われたことがあった。相当な覚悟をもって取り組まない限り教育現場の改善は難しい。

 現場の声が教育施策に反映されることはほとんどないので、教職員は声を上げない。疑問に感じても不都合があっても大騒ぎするようなことはない。いつまで経っても変わらない状況が続く。教員の仕事を勧めたくないと思っている教員が多いのは高知県だけではないようだ。  (2026.1.22)