国や自治体の少子化対策は思うような結果に結びついていないように思う。
子どもの医療費の無料化、子ども手当、待機児童の解消、幼児教育・保育の無償化、就学支援金制度、同一労働同一賃金、正規職員を増やして雇用を安定させる取り組みなども少子化対策であろう。
しかし、まだ肝心なことがある。過去のブログ「少子化対策」でも取り上げたが、小さな子どもがいる共働きの夫婦には子どもの具合が悪くなった時に預かってくれる施設が必要である。祖父母等に頼めない夫婦はそれを痛感しているだろう。現状のままでは二人目三人目はもういいとなってしまう。
多少費用が高くても、各市町村に1、2カ所あれば安心して働くことができる。どちらが仕事を休むかで喧嘩しなくても済む。
これもまた過去のブログ「深刻な問題になっている家庭は少なくない」で取り上げたが、インフルエンザに子どもが罹ってしまった場合には約1週間登校できなくなる。家に1人でおけなければ親は何日も仕事を休まなければならない。
インフルエンザが治ったところで学級閉鎖の措置がとられた場合には、また休まなくてはならなくなる。学級閉鎖中は罹患していなくても学童保育や学校に通えない現状がある。こういう子どもが登校できるよう改めなければならない。授業はできなくても図書館で読書させたりビデオを見せたりすることはできるだろう。 (2019.9.2)