菅官房長官によって発表(平成30年4月1日)された新元号は瞬く間に国民の知るところとなり、そして、万葉集からの出典などが明らかにされると、多くの国民に好感をもって受け入れられる状況になった。
新元号に対する人々の反応が映像で報じられるが、新天皇の即位と令和の御代に気持ちを高ぶらせる様子が伝わってくる。あの高揚感は日本人ならではのものと感じる。
「違和感がある。令の字の意味について国民に納得してもらえるよう説明する努力をしなければならない」と語った国会議員(石破元幹事長)がいたが、令を命令の令として対話を否定するような印象をもっているのだろう。
令嬢とか令息、令夫人、そして、万葉集から引用された令月との官房長官の説明などもあり、令の字を使ったことに納得できない人などほとんどいないだろう。命令の令なら、令和は「和を令す」ということにもなり対話を否定するものではない。
とても素晴らしい元号で美しいと感じているが、新天皇の御代が人々の心に輝く時代となるよう僅かでも貢献できたら幸せである。 (2019.4.4)