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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇そういう気遣いは無用

 現職最後の頃は旅費が毎年のように削減され、また、旅費支給に細かな制約もあり、県外や泊を伴う遠隔地での研修にはほんの僅かの職員しか出張命令が出せない状況だった。教育研究会や先進地視察など、為になる出張は少なくない。経済が好転しなければ旅費の増額もないので景気回復が待たれるところだろう。

 泊を伴う遠隔地への出張では教職員にお土産を買って帰る慣習が残る学校がある。お土産を頂けばお気遣いをありがたく思うが、出張先から帰るだけでも大変なのでご苦労をおかけしたという気持ちにもなる。

 日々多忙な職員に些細なことであっても、職務以外のことで苦労をかけるのはよくないと思っていたので、個人的な旅行ならともかく、出張では土産を買わないよう「みやま会(職員の親睦会)」で検討してもらえないかと依頼した。

 重い荷物を持って帰った経験は誰にもあったようで、以後そういう気遣いは無用との申し合わせがされたのである。しかし、管理職については例外とした。管理職は職員のお陰でその職が務まるのであり、感謝の気持ちを忘れてはならない。   (2019.2.18)