ロシアは遠からずウクライナから撤退することになるだろうが、撤退したからといって制裁を緩めることは出来ない。ウクライナで行った破壊と殺人の責任を認め二度と侵略しないと確約させ賠償させなければならない。
ロシアは敵性国家に囲まれているようだが、そうなったのはロシアに責任があることを猛省して周辺国との関係改善を進める必要がある。
総理は参院予算委員会(3月17日)で、ロシアによる北方領土の占拠について、「法的根拠がなく不法占拠されているという立場」と述べたということだが、国民も同じ思いだろう。
北方4島を返還させるとともに、放棄させられた千島列島や南樺太の帰属も明確にされるべきである。不可侵条約を破って参戦し多数の民間人や捕虜を死に追いやった責任などについても追及しなければならない。
ヤルタ会談(3カ国)は禍根を残す結果になったが、この度の侵略についてはG7のような国に協議してもらいたいものだ。協議には安保理の常任理事国からロシアを外すことはもちろん、ウクライナ以外の国への不当な干渉や強奪した領土の返還も取り上げるべきである。制裁は相当に長く続けなければならない。 (2022.3.18)