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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇思いや願いが生かされる学校でなくては

 多くの保護者にとって、学校にものを言うようなことは勇気が要るようで、言いたいことを我慢してしまうことも少なくない。言ったことで不利益を被ったり、納得できない結果になることを危惧するからだろう。

 学校への思いや願いは担任を通して知らせてほしいとお願いしていたが、保護者の心情を考慮し、また、少しでも多く届くようにするため「一番話し易い職員に話してほしい」と改めたのである。担任では言いにくい場合もある。

 学校に無理難題を要求するモンスターペアレントの問題が盛んに報道されたこともあってか、学校には要望や意見だけでなく、苦情や抗議も殺到していると考えている人も少なくないと思うが、学校に届く声はそれ程多くはない。

 学校には保護者だけでなく地域からの声も届くが、学校への期待や信頼があるから届くのである。指摘されて気づくことがあり、また、たった一つの声であっても、それはたった一人ではなく多くの人の思いかもしれない。

 学校に寄せられる声は学校改革の手がかりでもあり、学校づくりに生かさなければ、みんなの心に輝くような学校など到底できない。  (2015.12.14)