森友学園の問題で、民進党などの野党は総理や昭恵夫人を追及し続けている。メディアもそれを連日大きく取り上げ、国会はこの問題のみに時間を費やしているようにさえ感じる。
総理の口からもう止めようと言うわけにもいかないだろうから、まだまだこの問題は終息しないのかもしれない。いい加減にしてほしいと思っている人には政治家への腹立たしい思いが募ることだろう。
問題の発端となった国有地の安値売却、小学校の許認可の問題より総理からの100万円の寄付の有無といったことに焦点が移っているように思う。ここまで来ると、この問題は政局にするとの意図をもって取り上げられたのかもしれないと思う。
国会中継を見ていると、質疑というよりイチャモンをつけていると感じてしまうのだが、北朝鮮からミサイルが飛んできたらどうするのかといった市井の不安などどこ吹く風である。安全保障や経済など、克服すべき課題は山積しているはずである。日本の未来は今にかかっているのだから、与野党はそのために知恵を出し合うべきであり、政局に明け暮れるような国会にしてはならないだろう。 (2017.4.3)