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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇天が与えた試練だったのかも

 第2次安倍政権が発足して3年半が経過したが、政府与党への国民の支持は安定しているように思う。この度(平成28年7月10日)参院選挙も圧勝ではなかったものの与党の勝利で終わった。安全保障関連法の廃止を掲げ、改憲勢力が3分の2以上の議席を占めることがないようにと訴えた野党4党に国民の支持は広がらなかった。

 国際法を無視し、周辺国家に脅威を与え続ける中国や北朝鮮に懸念を抱くのは当然であり、我が国の平和と安全、国民の生命を守り抜くための準備を怠ってはならない。

 2007年の突然の辞任で、第1次安倍政権は在任1年の短命で終わった。突然の辞任には正直驚いたが、あのような辞任をしなければならなかったことにはさぞかし無念であったろう。

 ある党の女性党首は、眉間にしわを寄せ、励ましも労いの言葉もかけることなく、容赦のない批判を浴びせた。惻隠の情の欠片すら感じさせないものだったが、心ない批判や攻撃を受ける総理を気の毒に思った人は少なくなかったろう。

 「天の将に大任をこの人に降さんとするや、必ず先ずその心志を苦しめ、その筋骨を労せしめ…」の孟子の教えのように、第2次安倍内閣発足までの雌伏の5年は、安倍総理を筋金入りの政治家に鍛え上げたのかもしれない。あまりにも酷い罵詈雑言を浴びせられても平常心を失わないのはそういうことなのだろう。

 第1次安倍政権は、自民党に足を引っ張られたという印象だが、今回はその逆である。安倍政権でダメだったら我が国はもう終わりという危機感があるからだろうか。崖っぷちに立たされた我が国を救うのは安倍政権なのかもしれない。  (2016.7.26)