横浜市長選で菅総理が支援した元国家公安委員長の小此木候補が落選したが、IR反対表明によって推進派の票は林市長に流れ、医師の山中候補はコロナ禍の中で一躍名を上げ相当な追い風選挙だったろう。8名の候補で票を分け合う選挙という不運もあり、落選は仕方がないように思う。
メディアは選挙の度(前回は北海道、長野、広島の補選)に、菅政権への不支持が明らかになった、求心力低下は避けられない、今後の政権運営は綱渡り、菅総理では選挙を戦えないといった声が党内で高まっているなどと、菅政権や自民党が混乱しているかのように報じ、波乱が起きることを熱望期待しているかのようだ。安倍前政権の時も感じたが、政府を称えるようなことはせず批判ばかりだった。菅政権になっても同じである。反政府であることが正義であり正常なことと考えているのだろうか。
北海道は不戦敗、長野は羽田雄一郎の弔い合戦、広島は河合夫妻の不正による補選であり、誰が立っても勝てやしない。選挙結果は総理のせいではない。横浜市長選の結果は横浜市の結果でしかない。横浜市の結果に影響を受けるような議員はあまりにも悲しい。 (2021.8.24)