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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

いじめ・不登校

◇不登校Ⅳ…理解は進んでいない

滋賀県の愛荘町で開かれた首長会議(10月17日、知事と県内市町の首長が参加)での小椋正清東近江市長の発言が物議を醸している。発言(「不登校の大半は親の責任」、「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」など)は信念を感じさせるが、不適切と…

◇いじめ(8)…向き合い方が劇的に変わる

旭川市の女子中学生が凍死したいじめ事件の続報が報じられる度に、学校の対応は許せないという気持ちになる。いじめを完全に無くすことはできないが、少なくともこんな悲惨な結末にならないようにすることはできる。 そのためには、学校は自校のいじめ調査を…

◇いじめ(7)…いじめ調査の公表を義務化する

令和3年3月、北海道旭川市の中学2年女子生徒が雪が積もった公園で凍死した状態で発見された。生徒は2月に吹雪の中を家を出たまま行方不明になっていた。その日のうちに低体温症で亡くなった可能性が高いとのことである。 1年生の4月頃からいじめられて…

◇いじめ(6)…厳罰が下されても当然だろう

平成28年10月に自殺した神戸市立桃山台中学校3年の女子生徒に関するいじめの調査メモが隠蔽されていた(平成30年6月7日 産経新聞)ことが分かった。報道内容に多くの人が驚き憤りを覚えたことだろう。 女子生徒へのいじめを記した調査メモは、市教…

◇いじめ(5)…いじめ調査を公表する

平成28年12月、3件のいじめに関する記事を目にした。平成27年7月に自殺した岩手県の矢巾北中2年の村松亮君(13歳)のことでは、第三者委員会が学校の対応が不適切と町教育委員会に報告書を提出したとのことだった。委員長は、学校はトラブルの度…

◇いじめ(4)…保護者との連携のために

いじめの指導では調査結果(実態)を保護者に知らせることが大事である。国や県ごとにまとめた調査には、教育行政に携わる人ならともかく、保護者はあまり関心をもたない。子どもが通う学校の調査なら身近な問題として受け止められる。知らせることで学校は…

◇いじめ(3)…調査方法

いじめの調査はどこの学校でも毎年行われている。どのように調査しているかは学校ごとに違いがあると思うが、調査用紙を用いた調査なら概ね以下のような形式だろう。 - - - - - - - - いじめの調査(7月) 年 組 番氏名 この調査は、いじめに苦しん…

◇いじめ(2)…解消の仕方

「大人が許されない行為は、子どもでも許されない」という認識が社会に醸成され、いじめたために起きた結果の責任を、加害生徒どころか保護者も追及され、刑事・民事事件として処理されるのは当然のことである。 いじめを発見しにくいのは誰にも分かるような…

◇いじめ(1)…四層構造

いじめとは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」と、文科省は18年度に定義を改めた。それまでは、「自分より弱い者に対して、一方的に、身体的・心理的な攻撃を継続…

◇不登校Ⅲ…現職教育「不登校は必ず直る」

不登校の原因はそれぞれである。したがって、対応もそれぞれであり、不登校への対応に教科書はないと言われる。青竹で子ども打ちぬくような父親がいる家庭では不登校はない(不登校はなくても別の問題が起こる)かもしれない。不登校の対応は一様でないが、…

◇不登校Ⅱ…子どもを不登校にするには

以下の資料は少ない事例(25例程)からではあったが、家庭教育という観点でまとめたものである。資料の作成では足利市のスーパーバイザーであった足利工業大学の先生にご指導をいただいた。この通りにやれば間違いなく不登校になると資料を評価していただ…

◇不登校Ⅰ…不登校を理解する

不登校は中学校で急増するが、その兆候は小学校段階で現れることが少なくない。不登校への取り組みは顕在化する前の早期の発見と対応が重要である。不登校調査が毎年行なわれるが、一向に減らないのは不登校の理解が不十分で適切な対応ができていないからで…