平成28年10月に自殺した神戸市立桃山台中学校3年の女子生徒に関するいじめの調査メモが隠蔽されていた(平成30年6月7日 産経新聞)ことが分かった。報道内容に多くの人が驚き憤りを覚えたことだろう。
女子生徒へのいじめを記した調査メモは、市教委の主席指導主事が指示し、それに従った前校長により隠蔽されたのである。
平成29年8月23日、現校長は市教委が設置した第三者委員会の報告書で破棄とされていたメモが校内に保管されていたこと、また、隠蔽の事実を確認して市教委に報告した。
9ヶ月以上も経った今月3日になって市教委はこのことを公表したが、どうしてこんなに遅れたのだろう。あまりにも無責任不誠実であり、生徒の命、子を失った保護者の気持ちなどどう思っていたのだろう。隠蔽を指示した指導主事、指示に従った校長は学校現場を正しく指導していく立場であり、今後教育の職に止まることが難しいだろう。 (2018.6.10)