生徒指導主事の頃、行動がとても危なっかしく、このままではどこかに飛んでいってしまうのではと不安になった女子生徒がいた。そこで、担任と二人で家庭訪問をしたところ両親とも娘の行動に不安をもっておりどうすべきか困っていた状態だった。
しばらく話し合った後に、学校がやること、家庭にお願いしたいことを話し出すと、父親はメモを取り始めた。こんなことは初めてでその真剣さに驚いたが、それから女子生徒はたちまち変わっていった。学校と家庭が連携して生徒を指導したなら抜群の効果を発揮することを実感したのだった。そして、どんなに心配な生徒でも正しく導くことができるとの自信を深めることができた。
2対1とは、学校と家庭の連携だけではない。夫婦が協力して(知恵を出し合って)子どもを導いたら間違いなくこれまた抜群の効果を発揮すると思っている。 (2011.8.24)