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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇校長自身が誇りに思える学校をつくらねば

 教頭はやり甲斐のある仕事だが、校長はもっとやり甲斐がある。在職中、それまでの教職経験、人生経験はこの時のためにあったと感じたくらいである。若い頃から思い描いてきた学校経営にほとんど制約なく取り組めるのである。

 校長は実務者ではないので一人ではどうにもならないが、教職員の賛同協力を得て学校を経営していけば学校は劇的に変わる。赴任した頃の評判は芳しくなかったが、2年目が終わる頃には来校者(特に業者)に市内で一番いい学校、温もりを感じるとまで言われるようになったのである。

 学校がいい状態で新校長に後事を託せるのは幸せなことである。以下のような引継をして学校を去ったが、演述書に記載しなかったこと(学校評議員の選任、保健室の利用、宿泊学習や修学旅行、合唱コンクール、防犯ステッカー、通信票、職員の電話対応、資源回収、創立記念式のための積み立て、学校課題など)は、引継メモという形で引き継いだ。

 「〇中生っていいよな」と教師たちは自校の生徒を語るが、私も純朴で人なつこくとてもいい生徒と感じていた。どうして悪評が立つような学校になったのか不思議に思った。校長の役目は校長自身が誇りに思えるような学校をつくることだろう。

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     事 務 引 継 終 了 届

 〇 〇 中 親 第 〇号
                       平成〇〇 年4月〇〇 日

 〇〇市教育委員会教育長 様  

           引継者 元〇〇市立〇中学校長〇〇〇〇(印)

           引受者 現〇〇市立〇中学校長〇〇〇〇(職印)


 次のとおり校長事務の引継ぎを終了いたしましたのでお届けいたします。


  1 事務引継の期日   平成〇〇年4月〇〇日

  2 事務引継の場所   〇〇市立〇〇中学校 校長室

  3 立会者氏名     〇〇市教育委員会 学校教育課長〇〇〇〇(印)

  4 事務引継事項の概要 別紙事務引継書、引継目録及び演述書のとおり


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     事 務 引 継 書

                      平成〇〇年4月〇〇日


           引継者 元〇〇市立〇中学校長〇〇〇〇(印)


           引受者 現〇〇市立〇中学校長〇〇〇〇(職印)

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     事 務 引 継 書


 私は、平成〇〇年3月31日付退職を命ぜられましたので、別紙目録及び演述書のとおり事務引継をします。

平成〇〇年4月〇〇日


 〇〇市立〇中学校長 〇〇〇〇 様


    元〇〇市立〇中学校長 〇〇〇〇(印)

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     引 継 目 録


1  学校教育法施行規則第15条及び学校教育法施行細則13条及び〇〇市立小中学校文書取扱規程16条第1項に規定する表簿及びその他の重要表簿

(1)管理運営に関するもの
       (校地・校舎等の図面、学校沿革誌、学校要覧、校務日誌、その他関係書類)

(2)人事服務に関するもの
      (履歴書、出勤簿、休暇簿、その他関係書類)

(3)教務に関するもの
       (教育課程表、教科用図書配当表、現職教育、その他関係書類)

(4)児童生徒に関するもの
       (指導要録、卒業生名簿、修了生名簿、児童生徒出席簿、その他関係書類)

(5)調査統計に関するもの
       (学校基本調査、その他関係書類)

(6)経理に関するもの
       (備品台帳、その他関係書類)

(7)給与・旅費に関するもの
       (職員給与台帳、その他関係書類)

(8)庶務に関するもの
       (文書処理簿、その他関係書類)

(9)保健に関するもの
       (健康診断票、その他関係書類)

(10)共済組合に関するもの

(11)振興会に関するもの

(12)給食に関するもの

(13)渉外に関するもの
       (PTA、その他関係書類)


2  諸会計に関する事項

(1)諸会計に関するもの一切


3  学校財産に関する事項

(1)学校財産に関するもの一切


4  その他

(1)人事異動に関するもの(具申書、異動調書)

(2)教職員評価に関するもの(一覧表、報告書)

(3)校印類(職印、その他一切)


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     演 述 書

                〇〇市立〇中学校長 〇〇〇〇

 平成〇〇年4月1日付で、〇〇市立〇中学校の校長を命じられました。以来3年間にわたり、〇〇市教育委員会のご指導の下、熱意ある教師集団に支えられ、PTA役員や保護者、地域の方々のご支援とご協力をいただきながら学校経営に携わることができたのはこの上ない喜びでありました。

校長として目指したことは、本校を「みんなの心に輝く学校」にすることでした。みんなとは、生徒であり、保護者であり、地域住民であり、教職員です。本校を語る時、誰もが瞳を輝かせ満ち足りた気持ちになる、そんな学校を創ろうと考えました。そのためには教職員の力が引き出され、英知が結集される体制を確立することが肝心であると考え校長としての心構えを知らせました。

 校長のあり方は学校の将来にまで大きく影響します。したがって、一番最初の取組みとしましたが、この心構えは教職員にも必要な心構えであると考えています。その後、その時その時の考えなどを校長室便りに記述し、経営方針の確認や指導の参考に、あるいは教職員の意識改革につながることを期待し配布しました。(資料1)

 特に念頭にあったことは改革でした。日本の将来を危惧する声が飛び交う今日の状況を考えれば、躊躇できない待ったなしでやらねばならないことと考えています。「世の中を変えようと、行動した人だけがこの世の中を変えられる」を信条として職務に当りましたが、教職員一人一人がそれぞれに改革に取組んでいることが、いずれ大きな成果となって現れるものと期待しています。ここでは、校長としてのこれまでの学校経営の一端を述べさせていただくことにします。

1 学校経営について
校訓「強く 正しく 美しく」の設定
 校訓は学校の精神的基盤になるもので、生徒に大きな影響があるのは間違いない。特色ある学校を標榜する学校は多いが、気風を感じる学校は少ない。学校には連綿と受け継がれる精神がなければならない。そのため、本校創立〇〇周年を記念して校訓を設定した。

教育目標「校訓が息づく生徒を育成する」の設定
 教職員と生徒が「強く 正しく 美しく」を精神的基盤として、また、目標として共に歩む学校なら、日々効果的な教育活動が展開され、間違いなく校訓が息づく生徒が育成されるだろう。

2 部活動
 部活動の留意事項(資料2)を地域に配布した。また、部活動振興のため持ち込み資源回収を21年度から実施した。そして、22年度からは地域に呼びかけて実施した。5年後10年後には資金面で部活動をしっかりと支える活動になるよう期待している。

3 安全に対する取組み
 地域安全については平成20年度の〇〇中地区健連協(〇中地区少年健全育成連絡協議会)の協議を経て別紙(資料3)のような取組みが了承された。腕章を着けた人、ステッカーを着けた車が溢れる状況になれば、それが誰にも負担にならず、持続可能な安全対策になる。

4 混合から男女別の生徒名簿へ
 平成21年より、それまでの混合名簿から女子が先の男女別名簿に変更した。理由は別紙(資料4)のとおりである。

5 新学校評価(学校関係者評価)の実施
 平成20年10月に資料5、平成21年10月に資料6、平成22年9月に資料7のように実施した。学校理解に役立ったと感じている。

6 漢字コンテスト(趣旨)
・国語力(考える力、感じる力、創造する力、表す力、等)はすべての学習の基本である。とりわけ漢字が書けて読め意味が分かることは、国語力を向上させる上で重要である。また、読書を奨励していく観点からも大切である。

・全学年学級が漢字を集中して学び力をつけることは、漢字への関心を高めるだけでなく、学ぶ意欲を高めることにもなる。また、生徒一人一人の自信ともなり学校全体の活力(勢い)を高めることにもなる。

・漢字コンテストで培われた力は、やがて卒業生の高い評価とともに本校の評価となって顕れることになる。それは即ち、特色ある学校の創出に寄与することでもある。

 上記のような趣旨に則り、平成21年度より漢字コンテストを実施した。全学級が同じ問題であったが、結果を見ると何の問題もなかった。生徒は熱くなって取組んだ。各学年ごとに成績優秀者を廊下に発表し、優秀3位までの学級はその都度表彰した。問題作りや集計等、国語科が良く対応した。

7 読書の奨励
 朝の静寂の中での読書で、読書好きの生徒を育成することができればその効用は計り知れない。

8 国旗の教室掲揚
 今やこの国の風潮として蔓延しているかのようにも思える、自分本位の考えや行動を改め、「世のため人のために」との考えや行動を大切にし、それを優先していくような人間を育てなければならない。そこで、全教室に国旗を掲げ、別紙(資料8)のような精神を培うことにした。

9 生徒指導
 家庭の力を引き出す観点から全保護者に配布していた「子供を非行にする十ヶ条」(資料9)を全戸に配布した。また、しっかりとした方針を立てて継続した指導が行えるようそれぞれの生徒ごとの支援計画を作成し対応するようにした。

 携帯電話については、20年度より所持率0%を目指した取り組みを始めた。20年度の所持率(7月調査)は62%、21年度は58%、22年度は50%で取り組みの効果は現れている。

10環境整備
 毎年大がかりな職員作業を行っているため、校舎内外の環境は飛躍的に向上した。耐震工事も終了した。21年度の扇風機、22年度には洋式トイレ設置が行われ、今後は第1グランド、第2グランドの整備が必要である。

11定例校長会議の伝達
 定例校長会議での指示指導事項等は教職員に知らせなければならないし、知ってほしいことでもある。言葉では伝えきれないこともあるし聞き流してしまうこともある。そのためA4用紙1枚程度に要旨をまとめてその都度配布した。

12通信票の変更
 平成20年度より市内共通の通信表から本校独自の通信票に変更し、22年度まで使用した。23年度用の通信票は既に完成している。

〇結びに

 新校長には自らの教育理念に基づき前任者にしばられることなく思い切った学校経営をお願いいたします。生徒や保護者、教職員は立派な学校にしたいと願っています。地域の方々は協力的です。新校長の下で本校が益々盛んとなることを、また、教職員各位のご健康とご活躍を衷心よりご祈念し演述といたします。

◇天長節のままでよかったのでは

 12月23日は今上天皇の誕生日だが、昭和の時は4月29日が天皇誕生日だった。天皇誕生日は1948年(昭和23)の改称まで天長節と称されていた。

 天長節には今と違って子どもたちは正装して登校していた。そして、君が代の斉唱、教育勅語の奉読、校長の訓話、天長節の歌を歌うなどの式典が行われた。天長節の他にも四方拝(1月1日)、紀元節(2月11日)、明治節(11月3日)には同様の式典が行われ、式が終わると担任の先生から紅白のお菓子などをもらって帰宅した。

 前置きが長くなったが、天皇誕生日という呼称に私は違和感を感じている。偉人の誕生の日や誕生の地は生誕の日とか生誕の地などと言われたりするのに、庶民の誕生日と同じでいいのだろうか。

 戦前のように登校させて儀式を行い、お菓子を配るようなことはやらなくてもいいが、我が国の象徴である天皇陛下への尊皇心や畏敬の念が高まるような配慮は必要だろう。天長節のままでよかったのではなかろうか。

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 以下のような教育勅語の奉読や各祝日ごとの唱歌が歌われた。

 教育勅語

 朕惟(おも)フニ 我カ皇祖皇宗(こうそう) 國ヲ肇(はじ)ムルコト宏遠(こうえん)
 徳ヲ樹(た)ツルコト深厚ナリ 我カ臣民 克(よ)ク忠ニ 克ク孝ニ
 億兆(おくちょう)心ヲ一(いつ)ニシテ 世世(よよ)(そ)ノ美ヲ濟(な)セルハ
 此(こ)レ我カ國體ノ精華ニシテ 教育ノ淵源 亦(また)(じつ)ニ此(ここ)ニ存(そん)

 爾(なんじ)臣民 父母ニ孝ニ 兄弟(けいてい)ニ友(ゆう)ニ 夫婦相(あい)和シ
 朋友相信シ 恭儉(きょうけん)(おの)レヲ持(じ)シ 博愛衆ニ及ホシ
 學ヲ修メ業(ぎょう)ヲ習ヒ 以(もっ)テ智能ヲ啓發(けいはつ)シ 徳器(とっき)ヲ成就シ
 進(すすん)テ公益ヲ廣(ひろ)メ 世務(せいむ)ヲ開キ 常に國憲(こっけん)ヲ重(おもん)
 國法ニ遵(したが)ヒ 一旦緩急アレハ 義勇公(こう)ニ奉(ほう)
 以テ天壌無窮(むきゅう)ノ皇運ヲ扶翼(ふよく)スヘシ 是(かく)ノ如キハ
 獨(ひと)リ朕ガ忠良ノ臣民タルノミナラス
 又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰(けんしょう)スルニ足ラン

 斯(こ)ノ道ハ實ニ 我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ
 子孫臣民ノ倶(とも)ニ遵守スベキ所 之ヲ古今(ここん)ニ通(つう)シテ謬(あやま)ラス
 之ヲ中外ニ施シテ悖(もと)ラス 朕爾臣民ト倶ニ拳拳(けんけん)服膺(ふくよう)シテ
 咸(みな)(その)徳ヲ一(いつ)ニセンコトヲ庶幾(こいねが)

 明治23年10月30日  御名御璽

 

 勅語奉答】勝海舟作詞 小山作之助作曲)

 あやに畏(かしこ)天皇(すめらぎ)の あやに尊き天皇
 あやに尊く畏くも 下し賜へり大勅語(おおみこと)
 是ぞめでたき日の本の 国の教の基(もとい)なる
 是ぞめでたき日の本の 人の教の鑑(かがみ)なる
 あやに畏き天皇の 勅語(みこと)のままに勤(いそし)みて
 あやに尊き天皇の 大御心(おおみこころ)に答へまつらむ


 四方拝(一月(いちげつ)一日(いちじつ)千家尊福作詞 上真行作曲)

1年の始めの例(ためし)とて 終なき世のめでたさを
 松竹たてて門(かど)ごとに 祝ふ今日こそ楽しけれ

2初日のひかり差し出でて 四方(よも)に輝く今朝のそら
 君が御影(みかげ)に比(たぐ)へつつ 仰ぎ見るこそ尊けれ


 紀元節(高崎正風作詞 伊沢修二作曲)

1雲に聳(そび)ゆる高千穂の 高根おろしに草も木も
 なびきふしけん大御代(おほみよ)を 仰ぐ今日こそ楽しけれ

2海原なせる埴安(はにやす)の 池のおもより猶ひろき
 めぐみの波に浴(あ)みし世を 仰ぐ今日こそ楽しけれ

3天つひつぎの高みくら 千代よろずよに動きなき
 もとい定めしそのかみを 仰ぐ今日こそ楽しけれ

4空にかがやく日のもとの よろずの国にたぐいなき
 国のみはらしたてし世を 仰ぐ今日こそ楽しけれ


 天長節(黒川真頼作詞 奥好義作曲)

 今日のよき日は大君(おおきみ)の 生まれたまひしよき日なり
 今日のよき日は御光(みひかり)の さし出(いで)たまひしよき日なり
 ひかり遍(あまね)君が代を 祝へ諸人(もろびと)もろともに
 恵み遍き君が代を 祝へ諸人もろともに


 明治節(堀沢周安作詞 杉江秀作曲)

亜細亜の東日出づる處 聖(ひじり)の君の現れまして
 古き天地(あめつち)とざせる霧を 大御光(おほみひかり)に隈(くま)なくはらひ
 教あまねく道明(あき)らけく 治めたまへる 御代(みよ)(とうと)

2恵の波は八洲(やしま)に余り 御稜威(みいつ)の風は海原越へて
 神の依(よ)させる御業(みわざ)を弘め 民の栄(さか)行く力を展(の)ばし
 外(と)つ国々の史(ふみ)にも著(しる)く 留(とど)め給へる御名(みな)(かしこ)

3秋の空すみ菊の香高き 今日のよき日を皆ことほぎて
 定めましける御憲(みのり)を崇(あが)め 諭(さと)しましける詔勅(みこと)を守り
 代々木の森の 代々長(とこし)へに 仰ぎまつらん大帝(みかど)

 

◇生徒や保護者の思いや願いを受け止めてこそ

 自動車会社は世の中の人がどんな車を必要としているかといったことを考えて車を作る。性能やスタイル、価格などが購入者の希望に合致しなければ車は売れない。作りたい車を作って売るような経営をしていたら会社はすぐに倒産してしまうだろう。

 新装開店の中華の店に入ったことがあった。開店後のサービス期間だったので店内はかなり混雑していた。サービス期間後の料金などの説明を店員から聞いて長くは続かないだろうと思った。

 アドバイスしてやりたい気持ちになったが、聞かれもしないことを言う訳にもいかないのでそのまま店を出た。味も良かったし自慢するだけのことはあると感じたが、案の定、サービス期間が終わると客がほとんど来ない状況になりやがて閉店した。サービス期間に多数の客の意見を求め、それを参考に営業したらその後が違っただろう。

 どんなに自信のある製品(料理)であっても、お客の希望などを考慮しない商売をしたら会社や店は潰れてしまう。学校の場合は潰れる心配はないが、いい学校はできない。

 過去のブログで、学校から出される宿題についての考えを述べたが、日々の宿題の多さ、長期休業では絵や作文などの課題の多さにびっくりして、少なくしてほしいと要望したが全く改善されなかったとか、多すぎるので何とかしてほしいとの要望が随分寄せられているが、もうそういう話はしないでほしいと先生に言われたといった話には、学校は客の希望などを考慮しない営業と同じことをしていると感じるのである。

 学校として教育活動にどんなに自信があっても、実績があっても教育の対象が替われば対応が変わる。また、変えなければならない。変えるために大事にしなければならないことは、生徒や保護者の思いや願いを謙虚に受け止めることだろう。

◇頼りにされる教頭がいれば

 教頭の事務引継は概ね以下のような内容になる。記載されたことの他にも教頭には多くの実務がある。教頭の経験がない民間人の校長は教頭だったらできないしやる気もないと話したが、教頭はやり甲斐のある仕事である。通常、教頭2年目くらいになれば面白さを感じることだろう。

 教頭は職員室にいることが多く、教職員の様子を見て声をかけたり話し合うこともまめにでき、働きやすい環境づくりに大きく貢献することができる。教頭が教職員から頼りにされる存在になれば、教育活動に悩み苦しむ教職員は救われ心を病むような教職員は減っていくだろう。激務だがそんな教頭を期待したいものである。

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     事 務 引 継 終 了 届

                       平成◯◯年4月11日

 ◯◯教育委員会 様

             引継者元補職名 ◯◯市立◯◯◯中学校 教頭

                            ◯◯◯◯ 印

             引受者現補職名 ◯◯市立◯◯◯中学校 教頭

                            ◯◯◯◯ 印


 次のとおり,担任事務の引継を終了いたしましたので、お届けいたします。


 1 事務引継の期日   平成◯◯年4月11日

 2 事務引継の場所   ◯◯市立◯◯◯中学校 職員室・校長室

 3 立会者氏名     ◯◯市立◯◯◯中学校校長   ◯◯◯◯ 印

 4 事務引継事項の概要

  ① 公簿関係

   ア 学校沿革誌綴
   イ 学校要覧綴
   ウ 学校事故関係綴
   エ 施設・設備保守点検関係綴

  ② PTA関係

   ア PTA会計簿及び通帳
   イ バザー売店会計簿及び通帳
   ウ 文化体育後援会会計簿及び通帳
   エ PTA活動基金会計簿及び通帳

  ③ 同窓会関係

   ア 同窓会会計簿及び通帳
   イ 同窓会関係綴

  ④ 交付金補助金関係

   ア わくわくサポート事業補助金会計簿及び通帳
   イ 心の教室相談員調査研究事業交付金会計簿
   ウ ◯◯◯中学校週5日制運営委員会会計簿及び通帳

  ⑤ 校舎鍵関係

   ア 校舎・ロッカー等鍵箱(事務室、職員室、教材室)
   イ 管理当番・耐火金庫鍵
   ウ マスターキー(開閉できる場所の確認図)
   エ 教職員の校舎鍵保有状況

  ⑥ その他(口頭にて)

◇人気はあっても

 小泉進次郎議員の総理批判が度々報道される。確かにその通りと思うこともあるが、メディアの前で何度も批判を口にするのは止めるべきだろう。批判的なことは直接伝えた方がいいのである。

 褒め称えることは人伝に聞かせた方がより効果的だが、そうではないことは人伝にしないのが生徒指導の原則である。小泉議員はその逆をやっている。

 安倍総理を引きずり下ろそうとしている野党や偏向メディアにとって小泉議員は総理批判の格好の材料だろう。森友や加計問題では、総理の説明不足等を度々口にしたが、野党の追及やメディアの偏向報道はあれでいいと考えているのだろうか。問題の本質を見抜いている多くの国民は納得しないだろう。

 衆院選の大勝についても国民の信頼を得たわけではないと繰り返し発言しているが、自民党に投票した人は不信感を募らせているかもしれない。総理支持者は人気があることで思い上がっているのではとの気持ちかもしれない。

 小池都知事は人気があったが、あっという間に消え失せた。人気はあっても信頼されていたわけではないということだろう。石破議員も同じようなもので、今では国民の支持も激減したことだろう。

 小泉議員は自民党議員に信頼されているのだろうか。国民の信頼が得られていると思っているのだろうか。

◇叙勲で思い出すこと

 4月29日に春の叙勲、11月3日には秋の叙勲受章者が発表される。県内の受章者でもほとんど知らない人ばかりだが、現職中の勤務が中学校だったので、受章者に中学校の校長だった方の名前を見つけることがある。

 何人かの元校長の受章は瑞宝双光章だった。隣の町内会長さんが受章されたが、こちらは旭日単光章だった。受章者に授与される勲章文化勲章を除く)には以下のような種類がある。

大勲位(だいくんい)菊花章大勲位菊花頸飾(けいしょく)〔最高位の勲章〕
              大勲位菊花大綬章(だいじゅしょう)
O桐花大綬章

旭日章旭日大綬章
     旭日重光章
     旭日中綬章
     旭日小綬章
     旭日双光章
     旭日単光章

瑞宝章瑞宝大綬章
     瑞宝重光章
     瑞宝中綬章
     瑞宝小綬章
     瑞宝双光章
     瑞宝単光章

 大勲位菊花章、桐花大綬章を受章する方はほとんどいない。旭日章瑞宝章が主な叙勲となる。旭日章は社会の各分野で顕著な功績を挙げた方に、瑞宝章は公務等に長年にわたり従事し成績を挙げた方に授与される。

 前置きが長くなったが、私は2度受章祝賀会に出席したことがある。2度目は2年前だが、1度目は20年程前になる。平成15年の栄典制度の改正前の受章だったので、勲五等双光旭日章という名称だった。大学の剣道部の先輩であり私の母校の中学校の校長をやられた方で、多くの人に尊敬された有名な方だった。

 祝賀会場で先生のそばに寄りお祝いを述べると、先生は低頭して勲章を両手でかざし、「これを天皇様からいただいた」と声を絞り出すように出され見せてくれたのだった。天皇陛下に対する先生の尊皇心に私もあのような気持ちになれる人間でありたいと思った。

 「天皇陛下は国民のことを一心に考えておられる。天皇陛下を上に戴いていることは日本人の誇りである。日本民族は品のいい民族でありたい。」と頭山興助先生は講演会(平成22年2月16日 小山市で話されたが、共感できたのは20年前の受章祝賀会があったからである。

◇祝日には国旗が掲げられる風景を見たい

 好天に恵まれた9日は体育の日なので玄関に国旗を掲げた。我が家では旗日に当たり前のように国旗を掲げるが、掲げている家を見ることが非常に少ない。

 因みに私の散歩コースでは全く見かけない。掲げられないのは国旗を持ってない、掲げるための金具等の設置がない、そして、最も大きな理由が国旗を掲げることへの抵抗だろう。

 国旗への抵抗は、国旗や国歌、愛国心といったことを悪者にするような戦後の間違った認識にあるように思う。3月1日の卒業式を前に、国旗の掲揚で揉めていた広島県立高校の校長の自殺をきっかけに国旗国歌法が制定(平成11年)されたが、認識が改まったわけではない。

 国旗の掲揚に起立や脱帽をせず、国歌も歌わない状況を見ることがある。国民が味わった戦中戦後の悲惨な経験は国旗や国歌によってもたらされたものではないのだが、この認識を改めるには長い年月が必要だろう。

 国旗を掲げ続けているが、私は周囲の人から偏見をもたれていると感じたことがない。旗日には国旗がはためく昔の風景を見たいものである。