電話だけでなく面談でもあることだが、「教育委員会に言います」などと教育委員会をもち出して勝手な要求を通そうとする人がいる。残念なことだが、教育委員会をもち出せば、教師(学校)がたじろぐと思っているからだろう。
忙しい教育委員会を更に忙しくしないようにとの配慮が誤解を生むのかもしれないが、教育委員会を恐れていないことを知ってもらうために、そのような場合には、「そうですか、ではどうぞ宜しくお願いします」と電話は切り、来校者には帰ってもらうことにしたのである。少し乱暴だが、教職員が信念をもって堂々と教育活動を行うための対応だった。
この対応はあまりにも挑発的との教頭の進言もあり、1年ほどで改めたが、トラブルになっても信念を貫く教職員を校長としては評価しようと考えていた。 (2013.11.1)