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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇生徒指導(22)…制圧しなければならない時もある

 「問題が発生したら、担任任せにせず集団で対応する」と、過去のブログ「生徒指導(14)…卒業期の指導」で述べたが、このような対応は卒業期だけでなく日常の指導でもしばしば取られる。学校が荒れているような時には特に重要である。

 校内で問題が発生し、指導に赴くような職員を見たら、一人で間に合うと思っても後からついて行き指導に加わるようにする。こうすることで孤軍奮闘もなくなり職員の団結も維持できる。このような指導ではより冷静に対応するため、若手だけでなく年輩職員に加わってもらうことも必要である。

 生徒の多くは職員の指導を素直に受け入れるが、聞く耳もたずで大声を出すなどして抵抗する場合には、制圧して職員室などに連れてきて指導するのである。職員に手1本、足1本といった具合に持たれて廊下を運ばれて来るようなこともある。

 このような学校の対応が知れ渡ると、生徒もプライドがあり抵抗する生徒はいなくなる。荒れた学校の克服のためには職員一丸となっての対応が重要であり、時には制圧という手段も取らなければならない。 (2015.4.20)