教職員の一貫した指導が功を奏し荒れをほぼ克服していた学校だったが、赴任して間もなく、今後対教師暴力には即110番で対応すると宣言した。
教職員を前に宣言した前任校でも西中でも教師への暴力はなかったが、暴言はあり気を緩められない状況があった。このことは生徒にきちんと知らせるとともに、場合によっては教室で手錠がかけられることもあると併せて伝えるよう指示したのである。
対教師暴力に毅然とした対応をしなければ校内の秩序は崩壊する。生徒間の暴力やいじめ器物損壊などが連日起きるような収拾がつかない状態になっては生徒や教職員の安全を保証できない。
些細な器物損壊であっても警察に来てもらって対処したが、世の中で許されないことは学校でも許されない。
暴言についても見過ごすことはなかった。教職員に対して、「糞ばばぁー、てめぇーぶっ殺すぞ」といった暴言を吐くようでは、学校で学ぶものは何もない。保護者に連絡するとともに厳しく指導したのも当然である。
少し荒っぽいかとも思える対応であったが、在任中110番通報をしたことはなかった。生徒が安心して穏やかに過ごせる学校になると、生徒と教師の関係も良くなり礼節ある望ましい関係ができる上がる。 (2014.9.11)