言動による生徒間のトラブルは少なくない。中学生ではないにしても、言動によって傷害や殺人事件が発生しているこの国の状況を考えれば、生徒に指導しないわけにもいかない。
A君がB君に、C君の悪口を言い、B君は聞いたことを胸の中にしまっておけばいいのに、C君に「A君が君の悪口を言っていた」と伝えてしまえば、C君がA君に腹を立てることになる。
C君とA君だけでなく、「B君は口が軽い、自分をこんなに不愉快な気分にした」と、A君がB君に腹を立てることだってある。そして、二人のトラブルが発生することもある。A君はB君を信用しなくなり、やがてはC君もB君を信用しなくなる。
言動によるトラブル防止のため以下のような指導をしたが、どこの学校でも全生徒に指導することだろう。
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◎人の悪口は口にしないよう心がける。
(天に向かって唾をすることになる。)
◎悪口は聞いても伝えない。
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誉めていたことを伝えたのならトラブルは起きない。誉めることは、直接誉めるより人伝に聞くようにすると効果的(より嬉しい)である。 (2014.8.3)