自信とは、自分の力を信じられることですが、学校には自信がもてるようになる活動がたくさん用意されています。学校行事や部活動、定期テストや漢字コンテストなど、自信がつく体験はいくらでも味わえると思います。
昔数学ができなくて、死んでしまおうかと考えた人がいたそうです。しかし、死ぬわけにもいかないので、死ぬ気で勉強したら数学ができるようになり、先生から数学の天才と言われたのだそうです。その人は、天才というものは努力だと悟ったとのことで、やがて博士になってしまいました。後で数学の先生に、昔から得意だったのかどうかを聞いてみてください。苦手だった先生も少なくないと思っています。
誇りは名誉と考えていいと思います。例えば先生や友達から、「学級長をやってみないか」、「部活動の部長にならないか」、「生徒会長に立候補したらどうか」、「英語スピーチコンテストに出場してみないか」といった声をかけられたら、荷が重いと感じることもあるかもしれませんが、評価されているから声がかかるのですから、とても名誉なことと誇らしく感じてほしいと思います。
私も、国体選手の交流試合の審判や剣道形の披露、講習会の講師といった声がかかり、とても荷が重いと感じましたが、やってみて自信にもなり誇りにも思いました。人間は自信や誇りをもって生きることがとても大切です。自信や誇りをなくしたら、空蝉(からせみ)と同じです。皆さんには、いろんな活動で大いに自信をつけ、自信や誇りをもって堂々と生きてほしいと思います。(平成22年9月1日 2学期始業式)
(2014.7.26)