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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇自衛官も国民である

 防衛省統合幕僚監部の3等空佐に、小西洋之参院議員が「国民の敵」と罵倒(平成29年4月16日夜)されたとされる問題の調査内容が公表(4月24日)された。空佐の供述詳報を読めば特に大騒ぎするような内容ではなかった。

 公務中のことでもないし自己の思いを国会議員に述べただけであり、多少の失礼があったとしても議員なら謙虚に耳を傾けるべきだったのである。空佐は国民の敵とは言ってないらしいが、今回の件での小西議員の言動は選挙民に強く意識されたことだろう。次の選挙では苦しい展開があるかもしれない。

 空佐の処分は訓戒(5月8日)だった。自衛官の処分には、免職・降任・停職・戒告の他に訓戒及び注意がある。懲戒処分ではなく、下から2番目の処分なので本人も周囲も納得できているだろう。

 防衛大の卒業式での総理大臣訓辞に、励まされ誇りをもって任官した卒業生は多いと思う。自衛隊は日々訓練に励み国民のために活躍しているのであり、敬意を払われるべき存在である。自衛官とて国民であることを国民は理解しているはずで、今後も胸を張って働いてほしいものだ。

 プライドばかり高くて屁理屈をこね、イチャモンをつけてばかりの議員が少なくないが、そういう議員にはいったい何様のつもりなのかと叱り飛ばしたい気持ちになる。   (2018.5.25)