私は今まで、モンスターペアレント(学校に理不尽な要求や苦情を言い立てる保護者)に思えた保護者に出会ったことがない。無理難題を押しつけても子どものためにならないのは明らかで、報道されたような問題は感情の行き違いという部分も大きいのではないかと思う。モンスターペアレントの対応では、学校と教育委員会の信頼関係が大切である。
授業妨害を厳しく叱責すると、「教育委員会に言うから殴れ」と開き直った小学生がいたとのことだが、教育委員会を持ち出せば教師(学校)がたじろぐとの考えはあまりにも認識不足である。私は教育委員会に知られたら困るなどと、恐れたことなど一度もない。困り事など職員にどうしても言いにくいなら、教育委員会に言ってほしいと言っているくらいである。先生方も是非そうあってほしい。 (2013.2.5)