足利市内全域で、小中学生が「携帯電話を持たない、持たせない」取り組みを始めるに当たり、本校の取り組みが効果を上げるには、保護者だけでなく地域の方々の理解と協力を得る必要がある。そのため以下のような文書を地域全戸に配布した。
− 地域の皆様 −
足利市小中校長会は、携帯電話への対応のため、市内小中学校の教師及び管理職を対象に以下のような調査を行いました。今後はこの調査結果や他市町の取組を参考にしながら本校でも携帯電話に対応していきます。地域の皆様のご支援ご協力をお願い申し上げます。(平成20年12月 足利市立西中学校長)
『携帯電話の調査結果』(調査-平成20年9月 回答数-小学校「教師…375名、管理職…44名」 中学校「教師…218名、管理職…21名」)
◆携帯電話を持たせることについて
*持たせるべきではない
小学校- 教師… 66% 管理職… 70% 全小中「教師+管理職」
中学校- 教師… 73% 管理職… 67% 69%
*持たせてもかまわない
小学校- 教師… 10% 管理職… 9% 全小中「教師+管理職」
中学校- 教師… 11% 管理職… 28% 11%
*何とも言えない
小学校- 教師… 20% 管理職… 5% 全小中「教師+管理職」
中学校- 教師… 11% 管理職… 5% 15%
*その他
小学校- 教師… 4% 管理職… 16% 全小中「教師+管理職」
中学校- 教師… 5% 管理職… 0% 5%
・使い方を十分に指導する。 ・持たせるか持たせないかは、保護者の責任である。 ・家庭の事情で必要な時もあるのではないか。 ・学校の範疇ではない。 ・学校へ持っていく必要はない。
◆携帯電話(持たない、持たせない)の取り組みについて
*取り組むべきである
小学校- 教師… 61% 管理職… 77% 全小中「教師+管理職」
中学校- 教師… 74% 管理職… 71% 67%
*取り組む必要はない
小学校- 教師… 7% 管理職… 5% 全小中「教師+管理職」
中学校- 教師… 3% 管理職… 5% 5%
*何とも言えない
小学校- 教師… 25% 管理職… 9% 全小中「教師+管理職」
中学校- 教師… 18% 管理職… 10% 21%
*その他
小学校- 教師… 7% 管理職… 9% 全小中「教師+管理職」
中学校- 教師… 5% 管理職… 14% 7%
・子どもだけでなく、親へも対応した方がよい。 ・家庭がやるべきことである。持たせない取り組みは難しいので、どう使うかの指導をすべきと思う。 ・学校の対応には限界がある。 ・通話、GPSに限定した機能にする。 ・大人が赤子を放り出して、携帯に夢中である現実を目の当たりにすると、取り組みようがないのではないか。 ・保護者の意向を踏まえる。 ・時代に合っていない。
◆携帯電話の危険性などの指導について
*指導に自信がある
小学校- 教師… 15% 管理職… ─ 全小中「教師」
中学校- 教師… 17% 管理職… ─ 16%
*指導に自信がない
小学校- 教師… 29% 管理職… ─ 全小中「教師」
中学校- 教師… 30% 管理職… ─ 29%
*何とも言えない
小学校- 教師… 47% 管理職… ─ 全小中「教師」
中学校- 教師… 47% 管理職… ─ 47%
*その他
小学校- 教師… 9% 管理職… ─ 全小中「教師」
中学校- 教師… 6% 管理職… ─ 8%
・指導はできるが生徒がしっかりできるとは思わない。 ・自信のあるなしにかかわらず指導しなければならない。 ・保護者は危険性をよく知らない。 ・与えた保護者が指導すべきである。 ・どれくらい伝えられるか不明。 ・保護者啓発が重要、保護者啓発を進めないと効果はない。
(2012.1.16)