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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇携帯電話(3)…足利市内全校の取り組み

 携帯電話を欲しがる児童生徒は少なくないが、周りが持っていなければ持ちたい気持ちは弱まる。また、保護者は子どもの要求に負けなくなる。したがって、携帯電話は地域全体で取り組む問題でもある。
 今まで危険な目に遭わないような気遣いをし、もう少しで子育て卒業なのに携帯電話を与えることは、危険をわざわざ携帯させるようなものである。

 

           − 地域の皆様 −
 市内全小中学校の保護者に、以下のような文書が配布されたのでお知らせいたします。足利市だけでなく、全国各地で、小・中学生に携帯電話を持たせない取り組みが始まり、いよいよ世の中が動き出したという感触をもたれた方も少なくないと思います。携帯電話を持たせなければ多くの方に心配される状況は改善するでしょう。(平成21年1月 足利市立西中学校長)

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                         平成20年12月
  足利市◯◯学校保護者 様

            足利市小中学校PTA連合会長  ◯◯◯◯
            足利市教育委員会教育長    ◯◯◯◯
            足利警察署長         ◯◯◯◯
            足利市立小中学校長会長    ◯◯◯◯
            足利市◯◯学校長       ◯◯◯◯
              同  PTA会長      ◯◯◯◯

  足利市の子どもたちの安全と健全育成のために

  小・中学生に「携帯電話を持たせない!」よう 

 ご理解とご協力をお願いします。
                    

 保護者の皆様には、学校の教育活動やPTA活動、あるいは地域安全活動等に多大なご支援ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

 さて、携帯電話の急激な普及は、子どもたちにも大きな影響を与えています。全国各地で、携帯電話を介して子どもたちが犯罪に巻き込まれる事件も起きています。深夜に及ぶメールの送受信やゲーム等で健康を損ねたり、プロフ等への書き込みといったことでトラブルも起きています。子どもの安全や健全育成の環境は、携帯所持率が高まるとともに損なわれています。

 このような状況に私達は危機感を抱き、上記のようなお願いをすることにしました。携帯電話は保護者の持ち物です。子どもに持たせた場合には、使い方や危険性の十分な指導が必要です。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 (2012.1.19)