国旗を全教室に掲揚したことについては、過去のブログに書いたが、国歌斉唱とともに国旗の掲揚をしているのに、帽子もとらず国歌も斉唱せず喋ったりしてふらついている日本人を見るにつけ、何とかしなければという思いがあった。
北中の全教室に国旗を掲揚しようとしていたことには、教育長に異論も届いたのであろう。教育長は、「校長が責任をもってやろうとしているのだから、やらせてやれ」と指示するなど、学校の意思を尊重していた。
校舎内で一番最初に国旗を掲げた場所は校長室だった。国旗を眺めては、国旗に恥じない学校経営、生き方をしなければと自分を励ましたが、そんな時ほど国旗は眩しく感じた。
国旗の教室掲揚は当然と学校評議員全員が支持し、教職員は校長の考えがよく分かったので新年度を待たずに掲揚した方がいいと言うので、3学期(平成18年1月30日)から掲揚した。
教室掲揚に強く反対した職員がいたが、掲揚後しばらくして気持ちを聞いてみると、納得して受け入れていることが分かった。国旗や国歌という問題では、混乱を招く事態を警戒し過ぎて萎縮してしまっている日本人も少なくないようだが、堂々と国旗を掲揚し大きな声で国歌を斉唱できる人間を育てたいものだ。 (2016.3.15)