建国記念の日にちなんだ一宮市立奥中学校の生徒への校長講話(平成27年2月9日、仁徳天皇の「民のかまど」の話)はとても素晴らしいものだった。講話内容はホームページに掲載されたが、一宮市教委の指導で削除されている。
校長講話のどこに問題があるのか、市教委には納得がいかなかったが、同様に感じた人が多く、市教委にはたくさんの抗議の電話などが寄せられたようである。新聞(産経)でも報じられていた。
国家観を培うことは現在の日本にとって特に重要である。「皆さんは、世界一長い歴史とすばらしい伝統を持つこの国に誇りを持ち、世界や世界の人々に貢献できるよう一生懸命勉強に励んで欲しいと思います。」と締めくくった校長講話は、教育基本法が示す理念にまさしく合致するもので、国民から称えられるべき内容だろう。
以前のブログ「教員採用(2)…国家観を問う」で、教員採用試験では愛国心、国旗・国歌、神話などについて考えを述べさせたり、討論させたりして国家観を問うべきであると書いた。日本人の心が壊れてきたと危惧する声が高まっている現状を考えたら、国家観を培う教育を大事にしなければならない。
この度の講話に対する国民の賛同・激励の声は、生徒にも届いたことだろう。奥中学校を誇りに思う生徒のためにも、校長先生には講話全文を再掲載してほしいものだ。 (2015.3.16)