本日2名の死刑が執行されたことが報じられたが、死刑の執行では、◯◯政権になって何回目、合わせて何人になったというような報道がされたりする。政権批判と受け取れるような扱いをして執行に圧力をかけるような報道には疑問を感じる。
法手続に則り執行するのであり、政権によって執行が左右されてはならないだろう。死刑には反対もあるが、多くの国民が賛成しているのである。
山口県光市の事件では、当時18歳の少年ではあったが、死刑が確定して随分と月日が経った。奥様とお子さんを殺された被害者は、刑が執行されなければ人生をリセットできないと心境を語っていた。
刑が執行されてもリセットできるとは思わないが、被害者の心情を僅かでも汲み取るべきだろう。他の事件だって同じである。無惨に人権が踏みにじられ未来が奪われたのである。
被害者感情を考慮せず、死刑に反対する人達は、家族が無惨に殺されても極悪非道の加害者の死刑に反対し、更正して生きることを望むのだろうか。家族親族はそれで納得するのだろうか。 (2014.8.29)