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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇侵入者への対応(3)…避難訓練

侵入者

 どこの学校でも、当時は避難訓練を行ったのではなかろうか。また、さすまたなどの武具を用意した学校もあったことだろう。中学校では特に問題なかったが、小学校では、児童が相当な恐怖を味いパニックに陥ったことで、訓練が問題視されたこともあった。

 安全指導担当者の実施計画に基づき、この種の訓練を行ったが、毎年行っている防災訓練とは違うので、担当者はかなり戸惑ったことだろう。侵入者が教室に入って来た時の生徒の行動には、納得し少し安心した。

 中学生にもなれば、大人顔負けの生徒もいる。男子生徒に椅子をもたせたのである。女子生徒を守るように男子は前になり、侵入者の攻撃から身を守り、必要があったら椅子を投げつけるというのである。訓練なので椅子を投げつけないよう指導してあったが、投げつけられたら大怪我をするかもしれない。

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 このような訓練を学校でやらなくてはならないなんて、物騒な国になってしまったものと思います。担任の先生から話もあったと思いますが、大阪の池田小学校のような事件が絶対に起きないと考えたこともない人と、起こるかもしれないと考えていた人とでは、もしもの時に対応が違ってくると思います。今日の訓練は皆さんにその意識をもってほしいので実施しました。

 皆さんは居合いを見たことがあるでしょうか。居合いは、相手がこのように斬りかかってきたら、このようにさばき、このように斬り倒すという武道です。仮想の敵のいろんな攻撃に対し、それをどのようにさばき、相手を倒すか、といったことをやります。

 居合いの達人に素人がかかっていったら、たちまち斬られてしまうのではないかと思いますが、本日の訓練は、どのように身を守るかという点で居合いと同じかもしれません。

 私は学校に侵入した泥棒を捕まえたことがあります。鳥肌が立つ程気合いが入りました。泥棒の侵入を考えたことが一度もなかったわけではありません。考えたことがあったので、たまたま成功したのかもしれません。池田小のようなことは起こりうる、との意識はどこかにあってほしいと思います。(平成18年6月23日)