ある母親とその方の息子さんの話をした。息子さんはある日、寝坊をして会社を遅刻したのだそうだ。上司は「彼はお得意さん回りをしてから出勤してくる」と職員に告げた。すると若いのに偉いと皆が称えるので、「夢の中でね」と応じたとのことである。これを知った息子さんは「仕事は大変だが、僕はちっともつらくない」と話しているとのことだった。
昔見た映画に、「強くなくては生きていけない。優しくなくては生きる資格はない」との言葉を残し、部屋を出ていく男優の姿があった。情がなくては人間関係も深まらず成果も上げられないのはどこの世界でも同じだろう。 (2011.8.21)