中学生の平均的な小遣いは2000円~3000円のようだが、「日本の子どもはいいね、何もしなくても小遣いがもらえるんだから」と、ケント・ギルバート(カリフォルニア州弁護士、タレント)さんが話したことがあった。アメリカの子どもは家事手伝いなどをして小遣いを稼ぐのだそうだ。
高校生の子どもに月50万の小遣いを与えていたことが報道され、世間を賑わした芸能人家庭ほどではないにしても、相当な額を与えていた場合があった。通帳とキャッシュカードを二人の子どもにそれぞれ渡していたのである。子どもは自由に小遣いを引き出して使えたのである。
多額の金銭を巻き上げられ自殺したいじめ事件があったが、通帳が空になり親の金に手を出すようなことをするまで、いじめの発見が遅れてしまうことにもなりかねない。子どもの頃はあまり小遣いがもらえず、買いたい物が買えなかった。だから、子どもにはたくさん使えるようにしてやりたかったと保護者は話した。
小遣いがなければそれを我慢できない。遊ぶ金がなくてはいられない状況になってしまうことだってある。 多額の小遣いで無駄遣いを覚えれば、金銭感覚が麻痺してしまうのは当然だろう。 (2015.2.12)