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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇校長の心構え(3)

⑨日常の教育活動を充実する
 信頼が得られてこそ協力も得られ期待もされる。期待される学校には建設的な意見や要望も届く。まず日常の教育活動を充実し、保護者や地域の人達が学校のために役に立とうという気持ちになっていただけるようにする。当たり前のことが当たり前に行われる着実な取り組みが大切である。

⑩本音と本気
 いじめ解消のためには何が何でも解消するという強い意志と毅然とした対応が大切だが、自信をもって、信念をもって、混乱や批判にも動じない教育活動の展開が期待され求められている。そのためにも研修や会議などが本音で語り合われるようにならなければならない。課題・問題を先送りするようでは教育の荒廃も極まる状況になってしまう。青少年などの引き起こす問題に心の指導を指摘する声は多いが、本気(心)でやらなくては人の心は響かないし動かない。

⑪積極的な生徒指導は今日的国民的課題である
 今日の青少年にまつわるさまざまな事件や問題を解決するためには、学校、家庭、地域、そして社会全体が健全育成のために連携していく必要がある。そのために、学校の果たす役割は非常に大きい。学校が問題を抱え込み解決するのではなく、家庭や地域との連携を深めて同一歩調で対応していく役割を担うのである。そのための専任者(=生徒指導主事)の加配はどこの学校にも必要でありぜひ実現させたいものだ。        

⑫正しい情報を発信する               
 マスコミの情報は我々の認識とかけ離れたものも多い。また、どう考えても青少年を不健全な方向へ導き、世に流されて生きることを奨励しているとしか思えないテレビやラジオの放送は教育の荒廃を助長しているようにも思える。そして、知ってほしい教育の真実は知る人ぞ知るで終わることも多い。正しい情報は正しい判断を促す。各種会合や文書で、学校は正しい情報の発信に努める必要がある。 (2011.8.8)