韓国の金昌龍警察庁長官が島根県の竹島に上陸(11月16日)したことについて、松野官房長官が記者会見で非難したとのことだが、抗議や遺憾表明ばかりじゃ何の効き目もない。
そういった観点からも、ワシントンで行われていた日米韓外務次官協議後の共同記者会見(現地17日)の出席を見送った日本の対応は適切である。松野長官は、「我が国の立場に鑑み、到底受け入れることができず、韓国側に強く抗議しているなか共同記者会見を実施することは不適当と判断した」とコメントした。
対馬の仏像盗、哨戒機への火器管制用レーダー照射、ソウルの日本大使館や釜山の日本総領事館前に設置した国際法無視の慰安婦像、自衛艦旗(旭日旗)の侮辱、慰安婦問題の最終的不可逆的解決のための合意の破棄、元徴用工訴訟をめぐる異常判決、日本の公式謝罪を心からの謝罪ではないと認めず何度も謝罪を要求し終わらせない、福島の原発処理水を汚染水と言いがかりをつけ騒ぐ、東京オリンピックのボイコット運動、選手村に掲げた反日横断幕、選手村の食事やビクトリーブーケを放射能汚染と難癖をつけるなど、挙げれば切りがない。日本には何をしても大丈夫との傲慢な態度を見過ごすことは日韓関係を更に悪くするように思う。
日本人は事を荒立てることを厭う気質があるのか、相手が気分を害さないよう気を遣うが、そういう対応が増長させているのかもしれない。何をしても実害を被ることがないと思わせてはならない。
今回の件を契機に今後は竹島に上陸した韓国人の日本入国を認めないなど、反日行動には懲罰的な対応をいくつも準備しておくべきだろう。また、竹島の日(2月22日)には大勢の政府要人が出席し盛大な式典を行うべきである。 (2021.11.21)