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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇快報…教員免許更新制の廃止

 教員免許更新制廃止の記事(7月11日、読売新聞)は教員にとって何よりの知らせだろう。政府は来年の通常国会に必要な法改正案を提出する考えとのことである。更新制は教員の負担の割には資質向上の効果が薄いとの判断があり、免許を無期限とする代わりに教育委員会による研修を充実強化させるとのことだ。

 免許に10年の期限を設け、約3万円の講習費を負担させて30時間以上の講習を義務づけていたが、夏休みなどに受けざるを得ず8割を超える教員が負担に感じていた一方、役に立っていると考える教員は3人に1人にとどまっていたのだそうだ。また、免許を更新せずに失効するケースが多いため、産休や育休の代替教員の補充が難しくなっている問題や現職教員が受けるのを忘れたうっかり失効も相次いでいるとのことだ。

 更新制は、「教育再生」を掲げた第1次安倍内閣の2007年の法改正で導入が決まり、2009年度から実施されたわけだが、教育現場では最初から疑問視されていたものだった。現場の声に耳を傾けていたら更新制の導入はなかっただろう。更新制の廃止の代わりの研修の充実強化など必要ない。教員の負担感は教員不足につながっていくことになる。