能力・行動の評価項目はキャリア段階別に評価することになっている。教職経験5年以下がⅠ段階、6年以上15年以下がⅡ段階、16年以上がⅢ段階になっているが、どういう根拠に基づくことなのだろうか。Ⅱ段階Ⅲ段階の教職員でも産休育休といった期間を除くとⅠ段階Ⅱ段階になるなど一様ではない。
意欲・態度欄に、「人権尊重の観点を重視し教育活動を行っている」との評価項目があるが、この項目は全段階の職員が評価することになっている。この項目の評価はできるのだろうか。
現職の時、この項目を評価するには人権尊重の観点を知っていなければならないと調べてみたが、人権尊重の観点を記した文書を見つけることはできなかった。人権尊重の観点がないのにどうやって評価するのだろう。
評価者も被評価者もそれぞれが考えた観点で評価し、評価が一致していなかったので一致させようと話し合ったら険悪な期末面談になることもあるかもしれない。面談でバトルが展開されたら信頼関係は一挙に崩壊するだろう。 (2018.12.10)