平昌オリンピックも無事に終わった。選手達の熱闘や美談に大勢の国民が感動したことだろう。次はパラリンピックだが、報道のあり方には改善が必要である。
オリンピックだけではないが、勝敗に異常なほど執着するメディアにうんざりする。メダルが取れるか、連覇はどうかなど、勝敗の予想が朝から晩まで続く。
選手なら誰だって勝ちたいし、メダルがいただけるならいただきたいものだ。それが金メダルだったらさぞうれしいことだろう。メディアの異常な報道によって、どう考えてもメダルには届きそうにない選手でさえメダルを口にする。本当に罪なことである。
多くの国民はそんな報道を望んではいないだろう。国の代表としての重圧に負けることなく、培ってきた力や技を存分に発揮して日本人はもちろん、外国人にも勇気や希望、感動を与えるような演技や勝負を期待していたのではなかろうか。
勝ち負けに拘り過ぎると品がなくなるが、報道も同じだろう。品がなければうんざりするのも当然である。そう感じた国民は大勢だったかもしれない。 (2018.2.26)