文科省元事務次官の座右の銘が面従腹背と聞いて呆れたり軽蔑した人も多かったであろう。世の中には面従腹背でつき合わなければならないことがあるかもしれないが、それを座右の銘として生きる人生ってどういうものだろう。
前川喜平元事務次官は、加計学園の獣医学部新設の問題で突如現れ世間を大いに騒がせたが、時の経過とともに国民は事の本質を冷静に判断するだろう。面従腹背が座右の銘と公言したことで自らの人生を否定しただけでなく、そんな人間でも事務方トップになれると言ったも同然で、文科省職員は情けない思いだろう。
教育現場では指導要領の改定の度に示された教育改革が成功せず成果を上げられないのはこのような人物が教育行政に携わっているからと受け止めた人も少なくないだろう。日夜教育活動に邁進する教職員に冷や水を浴びせたのである。 (2018.1.18)