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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇堂々としている姿が見たい

 2016年の夏の甲子園大会は、21日の作新学院対北海の決勝戦をもって終了した。今年はオリンピックと重なりいつもより注目度は低かったかもしれない。

 テレビを見ていていつも感じることだが、負けたチームの選手が袋に砂を詰める行為を止めさせたい。そんな場面を相変わらず放映しているが、もう止めてもらいたいものだ。

 NHKに以下のような内容の意見を送った(2014年8月)が、砂を袋に詰めている選手の姿は美しくないし見たくはない。

 高校野球のテレビ中継を見ていて気になっていることですが、それは、負けた学校の選手達の砂の袋詰めと号泣と言ってもいいくらいの悔し泣きです。こんなところは放映しない方がいいと思います。

 本戦出場を果たした代表校の選手達は、小中学生の憧れです。負けた時は、悔しさにじっと耐え、堂々と胸を張って立つ姿を見せてほしいものです。兵庫県の県議のようなことをしてはいけません。

 砂を持ち帰ることには、それなりの思いがあるのでしょうが、砂をかっぱいて袋に詰めるのは、もう止めるべきです。放映もすべきではありません。砂を持ち帰りたい学校は、目立たないようにさりげなくやったらいいのです。

 NHKには、高校生の凛々しい姿を放映し、後に続く小中学生を育てていくとの考えはないのでしょうか。

 2014年の夏、優勝した大阪桐蔭に5対3で破れた明徳義塾の岸潤一郎投手は、「自分がしっかり投げていれば勝てた試合。泣きそうになったが、堂々としている姿を見せたかった」と涙を流さず砂も持ち帰らなかったそうである。見習ってほしいものだ。  (2016.8.30)