学校経営の責任者としてその重責を担う管理職は、年齢や経験、実績などを考慮して選任される。もちろん、管理職試験に合格していることが前提である。
通常、校長には教頭(副校長)から、教頭には教務主任から昇格する。教務主任には学年主任や学習指導主任、生徒指導主事などからが一般的である。
年齢や経験は人事の重要な要件であるが、それら優先の人事であってはならない。年功序列、経験序列などと言われるような人事も問題だが、逆に、それらが考慮されていないような人事も問題である。
現場の経験が豊富で、階段を登るが如く昇格した校長がいいというものではないが、学年主任などの経験もなく、教務主任や教頭の経験もなければ、どんなに有能であっても学校経営は容易ではない。少なくとも、教務主任か教頭のどちらかの経験は必要である。 (2015.10.8)