足利市立小中学校の校長が出席する定例校長会議は、年１０回（８月と３月を除く。定例教頭会議は年３回）開かれる。教職員に伝達しなければならない内容については、校長から職員会議などで口頭で伝えられることが多い。
校長の会議メモや資料の回覧をしても伝えたいことが伝わらない。学校には文書公害などと言われるくらい種々雑多なチラシやリーフレットなどが届くが、多忙を極める教職員はそれらにじっくり目を通すことができないのが現状である。教職員が情報を共有するとともに、本来の教育活動に専念できるようにするために僅かでも煩わしさを解消したいと思った。
そこで、会議の内容を以下のようにＡ４用紙１枚程度にまとめて配布するとともに、特に問題のない文書は回覧したのである。保存の必要はなく、目を通したら廃棄される文書と考えていたが、マーカーでしるしを付けファイルに綴じ込んでいる姿を見ると、この方法はいいと感じた。
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１２月定例校長会議・指示指導事項等
平成〇〇年〇〇月〇〇日（ ）於 生涯学習センター
１ 〇〇教育長
・〇〇市の小学６年生の自殺…自殺予防の対応について確認してほしい。生命尊重に関する指導資料（１９８６年、市教委）、生徒指導提要（文部科学省）は、回覧文書で確認を。
・４月からは敷地内全面禁煙、準備をしてほしい。
・市制９０周年記念事業が来年１０月、１１月に諸々ある。各学校に連絡する。
・年末年始の事故防止に努めてほしい。（特に飲酒運転）
・市民愛唱歌を新市歌にすることを本日決定した。今までの市歌は４月から旧市歌になる。
※今まで通り、４月からも旧市歌を教えたいとの質問に対し、教育長は、教えてはいけないということはないと答えた。
・その他 ＜回覧文書参照＞
２ 〇〇安足教育事務所長
・辞令の簡素化…職名の変動がない異動では、発令通知書に基づく口頭発令に切り替える。採用、退職、昇任、休職などは従来通りとする。
・とちぎ教育振興ビジョン（Ⅲ期計画は２３年度から５年間）…現行ビジョンでは、社会性の育成だったが、次期計画では、個の育成を主眼にした基本理念を設定。
基本理念…「とちぎの子どもたちを自らの力で自分の未来を力強く切り拓いていける人間に育てます」
本県教育の目指す方向を全教職員が共有できるように、ビジョン本を全員に配布する。１２月２１日まで、県教委ＨＰで意見募集を行っている。
・飲酒運転の撲滅…近いから、休んだから大丈夫といった気の緩みに注意。代行車で自宅近くまで行き、そこから自分で運転し捕まった例がある。代行車は最後まで。
・管内では、教職員と児童生徒の交通事故が多発している。忙しい時だからこそゆとりをもって。３０㎞以上の違反多い。
・その他 ＜回覧文書参照＞
３ 連絡事項等
・就学通知書が個人情報保護のため、葉書から封書になる。
・文部科学省「人権教育研究指定校」の募集…希望する学校は、１月１４日までに連絡を。２３・２４年度の２年間となる。本年度と同等ならば、予算は２８万６千円になる。
・新通信票の説明会を教務主任、学習指導主任を対象に校長会が実施する。２月上旬になる予定。
・その他 ＜回覧文書参照＞
(2014.12.31)
