研究会や会議などで、生徒の悩みや不安の把握と解消という言葉が出てくる度に違和感を感じていた。悩みや不安は悪、周囲の大人が解消してやるべきことと認識しているように感じたからである。
悩みや不安のない人はいない。そのままにしておいてもかまわないと考えているわけではないが、克服するのは本人である。周囲に相談したり本を読んだりして解消法を見つけることが大切だろう。周囲の人間は手助けしかできない。
悩みや不安を克服しながら人は成長していくもので、発達刺激とも考えている。上手に克服したくましくなってほしいものだ。それが生きる力というものだろう。 (2014.12.24)