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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇少子化対策

 子どもを産みたいのに産めないのは保育園不足だけではない。待機児童問題を解消しても難しいだろう。また、経済的に苦しいという状況もあるが、それだけではない。

 幼子のいる共働きの夫婦なら、子どもが具合が悪くなった時、子供を預かってくれるところがなければ、どちらが仕事を休むかでケンカになることも少なくないだろう。比較的休暇が取りやすい職場であってもである。多少費用が高くても具合が悪くなった時に預かってくれる施設が必要だろう。

 休暇が取りにくい職場であれば、一人生んだら二人目を諦め、二人生んだら三人目は絶対に生まないという気持ちになってしまうかもしれない。気持ちよく休ませてくれる職場(そういうところは少ない)でなければならない。

 公務員は時間単位で有給休暇が取れるが、民間では半日、又は1日単位でしか休暇が取れないようである。こういう点の改善も必要である。

 今は核家族が多くなっているが、祖父母などとの同居、2世帯住宅を奨励していくことも必要だろう。年寄りと同居している子どもは穏やかである。若夫婦は安心して働くこともできる。経済的にも余裕がでるだろう。高齢者対策費の削減も期待できるのではなかろうか。子ども手当ばかり考えないで、同居手当、2世帯住居優遇措置などの検討も必要だろう。  (2014.11.30)