旧市歌が生徒に好評だったことは以前にも書いたが、教えがいのある歌だった。歴史や自然、市民の心情などが盛り込まれ、「足利 足利 わが足利市」を大きな声を出して歌いたくなるのである。
現在の市歌は旧市歌に比べ郷土色という点で物足りなさを感じる。「足利 足利 わが足利市」と歌いながら腕を振って登下校する生徒の姿は旧市歌ならではのものだろう。
合唱コンクールや卒業式で市歌が歌われたことを知り羨ましがっている人がいた。足利市のように生徒に歌わせたいと思うような市歌ではなかったのかもしれない。復活は無理でも市民なら誰でも知っているし歌うことができる旧市歌であってほしいものだ。 (2014.10.7)