多くの学校で生徒減の状況が続いているため、PTA会員も減少し役員の選出で苦労している学校は少なくない。何でもそうかもしれないが、困難な状況は現状打開の好機でもある。
どこの学校でもPTAの役員、特に会長の引き受け手は少なく会長の選出には苦労する。会議などのために仕事の調整がつけられない人は会長を務めることが難しい。何十年も前のことだが、PTA会長を子どもが卒業した後も務めた方がいた。そういうことができたら、PTA会長選出の苦労も少なくなるだろう。世の中は高齢化社会を迎え、地域には元気いっぱいの高齢者が溢れている。
PTA会長などの本部役員だけでなく、その他の役員の選出も容易ではない。本部役員は無理にしても、その他の役員で祖父母の代理を認めたら、役員を快く引き受けてくれる人も多くなるだろう。孫が通う学校の役員の代理を息子や娘に頼まれたら、孫のために引き受ける祖父母は必ずいる。
会員数が減少しても、役員の人数を減らすことができない状況があるなら、祖父母の代理を認めていくことが必要だろう。 (2014.10.1)