スポーツ選手や芸能人など、世の注目を浴びるような人はテレビ出演や取材を受ける機会が多いが、受け答えをきちんと教えられていない人が多いと感じている。
「最高のパフォーマンスを見せれるように…」とか、「見ている人に感動を与えるような…」といったコメントには首を傾げてしまう。20歳をはるかに越えているのに、自分の親を「お父さんは…、お母さんは…」と話すのには恥ずかしくなる。「父は…、母は…」と話すべきであり、祖父母なら「祖父は…、祖母は…」だろう。
久しぶりに会った小学生2年生の孫が「パパ、ママ」ではなく、「お父さん、お母さん」と言うようになっていた。「大きくなると違うな、成長したね」と褒めると、「でもまだ半分くらいパパ、ママと言ってしまうんだ」と話したが、スポーツクラブのコーチに指導されたようである。
有名人は多くの人に見られているのであり、特に青少年への影響は大きい。指導の立場にある人には言動などで留意すべきことを教えてやってほしいものだ。それだけで受け答えは大きく変わるだろう。 (2014.6.22)