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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇教員採用(2)…国家観を問う

 十数年前になるが、都内のある中学校の卒業式で、国歌斉唱の時に生徒や保護者が起立しているのに、教師が着席していたという話を聞いたことがある。当然のことながら教師は生徒や保護者に信頼されていないということだった。国歌の起立斉唱などに屁理屈をこね、指導に従わない教師は即刻教育界から去るべきだろう。

  教育の荒廃が叫ばれる今日の状況は、かなりの気概がなくては改善できるものではない。我が身が可愛い人間には到底無理である。愛国心がどうしても必要である。愛国心を悪者にする人がいるが、愛国心の本質は人々の生命や社会の安寧を願う心であり、愛国心に前の大戦の責任はない。もちろん、国旗にも国歌にもない。真の愛国心があったなら、むしろこの国は戦争回避の方向に導かれたのではないかと思う。

 成人式で最前列にいた二人の教師がずっと話し続けていた。国歌斉唱になっても、起立はしたものの話し続けていた。まさか足利でこんな光景を目にするとは思わなかった。教員採用試験では国家観・歴史観を問う必要があると強く感じた。愛国心、国旗・国歌、神話などについて考えを論述させたり討論させたりして、このような人間を採用しないようにしてもらいたいものだ。

 平成24年度から中学校では武道が必修となったが、武道を教える教師が素人では必修化した意味がない。 (2012.12.3)