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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇見義不為 無勇也

 震災がれきの広域処理に、東北地方以外では石原東京都知事島田市桜井市長が真っ先に受け入れを表明したが、その後全国から受け入れ表明が一気に広がることもなく現在に至っている。国民の9割近くが広域処理に賛成内閣府調査)しているのだから、処理能力に余裕のある全国の自治体は、積極的に受け入れてほしいものだ。

 放射能に汚染されたがれきではないのに、受け入れを妨害する人達には日本人として恥ずかしくないのかと憤りさえ感じる。がれき処理がはかばかしくないのは政府の責任でもあるが、こういう人達にも責任がある。

 天皇陛下は、被災地に何度もお出かけになり被災者を励まされた。そして、「国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善していくよう期待する」とおっしゃった。全国の自治体の首長は、被災地復興のために決断力、実行力を発揮してほしいものだ。処理能力に余裕がなければ、トラック1台でもいいのではなかろうか。国家国民が総力を挙げる姿勢はやがてこの国を背負っていく子ども達の手本になることだろう。     (2012.11.28)